2011年09月28日

PC-6001の回路図の解析(5)

 (回路図が手元にあることを前提に書いています)

・CPU、DRAM、BASICROM関連(メイン・ブロック右半分)

 右下のμPD2364×2は、BASICROMで、その右のLS138は、アドレスデコーダ。このデコーダで、0000H〜、2000H〜、4000H〜、6000H〜のイネーブル信号を生成している。

 その上のμPD4116×8は、DRAMで、その下の157は、row/column のアドレスの切り替え用のセレクタである。

 μPD780の下、μPD4116の左上のLS367は、DRAMの出力イネーブル用のトライステートバッファである。

 その右のLS75で、MREQNでアドレスA15、A14をラッチしている。

 ここまではいいとして、その上のLS74とゲートの山がすごくわかりにくい。しかも回路に一部間違いがある。

 回路の間違いは、図面の右側中央のVRASN(図面上は、V.RASの上にバー)、のすぐ左のLS04の入力信号を、ドライブする素子がない。追っていくと、全部入力にしかつながっていない。

 結論からいうと、この信号は、VRAMSW2から接続されるべきで、十字交点のドットが抜けているようである。

 LS74の内、下の2つで、μPD780がDRAMにアクセスするためのCAS、RASの元を生成している。それをA15、A14のラッチした値で、どのDRAMに対して、RAS、CASを生成するかを決めている。

 μPD4116×8の右横に書かれているRASN(図面上は、RASの上にバー)の信号が、内蔵DRAM(C000H〜FFFFH)へのRAS信号、外部に出力しているRASNが、PC-6006上のDRAM(8000H〜BFFFH)のRAS信号である。CASは共通である。

 CAS、RASは、μPD780からのアクセス以外に、6847からのアクセスのための信号があるが、単純にL有意のORを取っているだけである。これは、同時に発生することがないためである。

 DRAMの出力イネーブルも、DRAMごと(8000H〜BFFFH、C000H〜FFFFH)に生成されており、μPD780からの読み出し要求に対する出力イネーブルがごちゃごちゃしたゲートの中で実現されている。ちなみにPC-6006上のDRAMに対する出力イネーブルは、外部に出力しているVRDN(図面上は、V.RDの上にバー)である。

 出力イネーブルも、CAS、RASと同様に6847からの信号と単純にORされている。


posted by えすび at 19:09| Comment(0) | P6解析:回路全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。