2013年04月25日

でばぐ:HEARTMONS(1)

  随分前に入力していて、動作がおかしいと思っていたソフトの解析をしました。


  月刊マイコン1987年2月号の「HEART MONS」です。

  まず、入力方法ですが、雑誌に掲載されている方法では、マシン語ローダがおかしいので実行できません。

  以下にちゃんと起動できる入力方法を記します。



○入力方法

1)0x8000 〜 0xF5FF までテキストファイルにして入力する。
  チェックサムなどで入力間違いなども確認する。

  雑誌の文字が小さいのと、8、B、などが判別しづらいので注意して下さい。
  チェックサムは、縦横の単純な和なので、たまーに偶然合う事があります。スキャナ取り込みなどは要注意です。


2)0x8000〜0x804Fを以下のように修正する(マシン語ローダです)。

8000:D3 D3 D3 D3 D3 D3 D3 D3 D3 D3 48 45 41 52 54 4D
8010:21 88 01 00 A2 30 2C 32 30 2C 30 2C 30 3A 9F 20
8020:33 2C 32 2C 32 3A A0 3A A5 26 48 38 38 33 45 00
8030:28 88 02 00 8E 20 00 00 00 60 60 60 60 60 60 60
8040:60 60 60 60 60 60 60 60 60 60 60 60 60 CD 61 1A


3)以下の箇所を修正する(マシン語ローダ:2箇所)。

8080:21 90 8A
↓ ↓
8080:21 B1 88


4)以下の箇所を修正する(グラフィックの修正:1箇所)。

9DE0:00 00 55 AA 00 00 01 02 55 AA 50 80

9DE0:00 00 55 AA 00 00 01 02 55 AA 50 AA


5)bin2ihexw.exe などでintel-HEXファイルに変換する(先頭アドレスは8000を指定)

6)5)で作成したファイルをバイナリエディタ等で開き、ファイルの最後に0x1Aを追加する。

7)エミュレータを起動する。mk2以降の機種で、mode=5、page=1 で立ち上げる。

8)MON R-0 で6)で生成したファイルを読み込む。

9)セーブファイルを設定した後に、GF400 を実行する。


 で出来上がりです。セーブされたファイルが起動ファイルになります。


○ゲームの起動

 mode=5、page=3にして起動し、CLOAD、RUN、で後ろのマシン語を読み込んだ後に立ち上がります。

 実機で使う時は、0x00 が10個連続する後で分割して 〜.wav に変換して下さい。



  実は、この辺りまでは5年前(!)に出来ていました。

  ゲームをしてみると、1面クリアが絶対に出来ない面だぁ〜、と思っていたんですが...


  ...勘違いが判明しました。


この記事へのコメント
月刊マイコンで87年にもなってp6のリストが載ってたんですね。
秋川さんのリストにも載ってなかったので知りませんでした(汗
Posted by eighttails at 2013年04月26日 07:27
実は、ASCII にも『XOR』という1987年モノがあります。こちらも秋川さんのリストにも載っていません(^^;

で、こちらもバグがあって、デバッグ情報がないという...

デバッグは大体出来たんですが、面データ情報が合っているかどうかを確かめてから、そのうちアップしたいと思います。

↓ちなみにコレです(8001版ですが)。
http://www.geocities.jp/upd780c1/n80/list1/ascii/index_1987.html

Posted by えすび at 2013年04月26日 07:35
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