3.データの物理フォーマットについて
赤外線通信も有線通信も、論理フォーマットは同じですが、物理フォーマットは違います。
まず、有線通信のフォーマットです。

ヘッダ1、2は、このままの波形がそれぞれのデータの先頭に送信されます。ヘッダ2のパターンは、"1"のパターンと同一のようです。
制御データ、キーデータは、それぞれLSBから送信されます。"0"と"1"は、両方とも"H"、"L"のパターンが出力されますが、"H"の長さが違います("L"の長さは同じです)。
一つの送信データ(ヘッダ+24ビットデータ)を送信してから、次のデータが送信されるまでの最小間隔は、4657us(実測値)です。
次に赤外線通信のフォーマットです。
この波形は、サブCPUの出力のため、実際の赤外線LEDが光っているのは、波形が"L"の間になります。
また、波形で塗りつぶしている"L"の部分は、38KHzの周波数のキャリアがあります。
後の送信データに関しては、有線通信と同様です。ただし、長さが違う事と、"L"を出力するときは、38KHzのキャリアがあるという事です。特に"L"の出力をする時は、38KHzが16クロック分出力されています。
一つの送信データを送信してから、次のデータが送信されるまでの最小間隔は、5173us(実測値)です。