66SRのキーボードは本体と分かれているために、繋いでいるケーブルを挿すコネクタ周りが故障しやすいです。
大抵はそのコネクタ(本体とキーボードの両方)を半田付けし直すと直ります。
今回もそれだろうと思っていましたが、違っていました。
電池ホルダーへのリード線も断線していたので、そこを修理して電池駆動(赤外線通信)にしたのですが、LEDが光りません。
ちなみに赤外線LEDは肉眼では光っているのが見えません。デジカメなどを通すと光っているのが分かります。
ちゃんと調べないとダメそうなので、回路図と照らし合わせてダメな部分を確定させました。
電池駆動にして、とりあえずサブCPU の uPD80C49HC(IC401:1ページ目左側)から調べました。
VCC:5V(OK)
VDD:0V(?)
RESET:0V(?)
このキーボードが電池駆動で動作していない時はパワーダウンモードになります。
その時は VDD は0Vになりますが、通常動作時は 5V になります。
回路図を見て、さらにちょっと測定した結果、パワーダウンモードから復帰するには、
キーボードをどれでもいいから押せばいいことが分かりました。
キーボードをどれか押すと、74HC30(IC402:1ページ目右上)の出力(nNODATA)が "L"→"H" となります。
この信号(nNODATA)をクロックとしている D-FFの 40H74(IC404:2ページ目右上)が動き、VDDが "L" → "H" となる回路です。
で、実際の動作ですが...なぜか 40H74 が動作していませんでした。
ICの足を直接測定していたんですが、入力は全て正しい値を示しているのに、出力が全然動きませんでした。
理由は分かりませんが 40H74 が壊れているようでした。
結局、40H74 を手持ちの 74HC74 と交換すると全く問題なく動作しました。
珍しく汎用のICが壊れた事例です。

