2020年05月03日

X68000修理(4)

  X68000修理の続き


9)ディスクドライブ
 ディスクドライブもかなり汚れていたので、分解して掃除しました。

 その時、外してはいけないネジを外してしまいました。


200503_01_ディスクドライブ1.jpg

 基本的にネジを固定材で固定しているものは、動かしてはいけません。

 上の写真では、赤丸の部分のネジは外さない方がいいです。
 このネジを外さなくても、下の金属板は何とか外せます。

 上写真の赤丸は、フロッピーのインデックスホール検出用のセンサーです。また左上の緑丸はフロッピーが挿入されたかどうかを検出するセンサーです。

 もし外してしまった場合は、以下のように調整できます。

 (1)ディスクドライブ単体にする
 (2)ディスクドライブに電源を供給する
 (3)このセンサーから出ている線の両端の電圧をテスターで測る

 緑丸の方は外さないと思いますが、ディスクを抜き差しして電圧がどのように変わるかがテストできます。
 電圧がある程度高くなる部分でネジを固定すればOKです。ただ、赤丸の方は、点滅しているようで、0Vとある電圧を行き来します。

 その下の青丸のマイクロスイッチは、場合によっては調整が必要です(うちのは必要でした)。
 接触しているバーが一番左に行ったらON、左から動いたらOFFになる位置でスイッチを固定します。


200503_01_ディスクドライブ2.jpg

 テストの際、手動でヘッドが降りるようにするには、上写真の赤丸の金具を動かします。

 ディスク挿入時、ディスクに押されて、写真の上に動き、その左の鉄板が動けるようになります。
 その後、モータの力でフロッピーのセンターリングが押さえつけられます。

 イジェクト時は、この赤丸の金具の下側の爪が引っ掛かって、元の位置に戻ります。


 ドライブの掃除が終わって確認をしました。

 ドライブ0の方は問題なかったのですが、ドライブ1の読み込みが何か調子が悪い...
 ドライブ0と1を入れ替えて、起動するかを確認したのですが、

 「Human.sys が見つかりません」や「Human.sys のアドレスが異常です」の表示が。


 ヘッドの掃除をしても変わらず。もしかしてと思ってヘッドのバネ圧を無理やり変えてみました。
 結果は両方のドライブとも問題なく動作するようになりました。

 プロテクトが掛かっていると思われるゲームのマスターディスクでも問題なく読めています。


 ヘッドのバネ圧の変え方

 !!!注意!!!
 最悪、ディスクが傷ついたり、ディスクが読めなくなる可能性があります。
 自己責任でお願いします。


200503_01_ディスクドライブ3.jpg

 上写真は、ディスクドライブのヘッドです。

 緑丸がヘッドを押さえつけているバネで、この押さえつけている力が弱くなると、読み込みエラーが出たり、全く読めなかったりします。逆に強すぎても読めなかったり、ディスクを傷つけたりします。

 このバネを外して、バネの端をちょっとだけ曲げます。

 その後、元の部分に取り付けて、ディスクが読めるかを確認します。

 !!!注意!!!
 この際、傷つけても構わないディスクを入れてみて、ディスク面に傷が付かない事を確認してください。


 さらに、このディスクドライブは、バネ圧の微調整が出来るようです。

 写真の赤丸の部分にバネを掛けていますが、ここの高さが3つあって、どこを使うかでバネ圧の強弱が調整できます。



 HDDや他の部分は問題がなかったので、電源がATXのものですが一通り修理が完了しました。
 確認ができるソフトなどを動作させても特に問題はなく、安定して動作しています。


 (5)に続きます。

posted by えすび at 20:23| Comment(0) | P6実機:製作・修理・改造など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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