RGBコンバータの初代機用実装について、私が行った方法を紹介します。
まず、初代機用RGBコンバータ回路図(本体側)を組み立てます。
初代機用RGBコンバータ基板(本体側)

基板を継ぎ足していますが、大きいサイズの基板がたまたまなかっただけです。
この基板をRS-232Cボードの部分に装着します。
基板は、本体内にネジ止めします。ネジが1か所のため、RS-232Cのコネクタ用の穴に基板サイズをぴったり合わせないと、使っている時にぐらつきます。
実際に装着したのがこちら。
コンバータ基板装着(本体内部)

下側のネジ1本で本体に固定しています。
コンバータ基板装着(コネクタ側)

コネクタの穴と、基板の横幅がぴったり合っています。これで使っている時もぐらつきません。
この基板に入力する信号線ですが、初代機の基板の裏のRFコンバータの足に直接はんだ付けして引き出す必要があります。
初代機の基板を取り出すには、以下のように行うといいでしょう。
!!!!!注意!!!!!
作業時に、感電のおそれがあります。
初代機は電源ユニットがむき出しです。さらに電源スイッチもむき出しです。
作業する時は必ずコンセントを抜いて、電源を切って、少し時間をおいてから作業して下さい。
自己責任でお願いします。
1)本体裏のネジを外します(5か所)
2)本体の上蓋を外し、スピーカーのコネクタを外します。
3)キーボードのコネクタを外し、キーボードを外します。
4)本体内の金属板のネジを外します(6か所)。
右上のネジは、電源スイッチの下にあるので、電源スイッチを上にずらして外す必要があります。
5)右のトランス(大きい金属の円筒)を止めているネジを外します(4か所)。
6)電源ユニットのコネクタを外します(3か所)。他のコネクタは外さないようにして下さい。
4)5)6)は以下の写真を参考にして下さい。
4)の6か所は赤矢印、5)の4か所は紫矢印、6)の3か所は緑矢印で示しています。
本体内部1

7)金属板を上に動かすと、電源ユニットごと外れて、下の基板が外れるようになります。
このまま基板だけを抜き取ります。
本体内部2

8)基板を裏向けて、RFモジュレータの足から、信号を取り出します。
RFモジュレータの足は、上から
+12V、+5V、-5V、GND、3.58MHz、B-Y、CHB、R-Y、Y
です。今回は、+12V と CHB は使っていません。
信号取り出し1

9)基板を元の位置に戻します。プリンタのクリップやボリュームが引っ掛かるので注意が必要です。
取り出した信号線が基板の左から出すといいでしょう。
信号取り出し2

10)後は、金属板を元の位置に戻して、逆の手順で組み立てて下さい。