P6には、拡張コネクタに出力している電源が4種類あります。+5V、+12V、-5V、-12V ですが、このうち、+5V、+12V、-12V は電源ユニット内で生成されています。
残りの -5V は、メイン基板上で、以下のような回路で生成されています。
この回路は、P6 の全機種でほぼ同じ回路です。
ツェナーダイオードの諸元はわかりませんが、多分ツェナー電圧が5V程度だと思われます。
この回路だと、-5V に流せる電流は
(12-5)/150 = 47mA
程度で、それ以上流すと電圧が 0V に近くなってきます。
今回、そのままコンバータにこの -5V を使ったのですが、実測値では、-3.26V まで下がりました。
この -5V は、P6内部と拡張RAMの DRAM の電源に使われていますが、消費電流がすごく小さいので上のような回路になっているのだと思われます。
そのため、その他の用途で使用される事を想定していないので、使用時には注意が必要です。