修正版をアップします。
写真だけでは判別できない部分がありますので、間違っている可能性があります。
(ICの下の配線は見えないので)
回路図の説明に関しても、加筆/修正しています。
PC-6011回路図
○1枚目
3つのスロットにP6からの信号をばらまいている回路です。
通常の信号は、ほとんどP6の拡張コネクタから出ている線がそのまま3つの拡張スロットに繋がっています。
違うのは以下の4種類の信号です。
・アドレスバス
74LS367 を使って、ドライブし直しています。
データバスには、ドライバは入っていません(8255に接続されている方はドライバが入っている)。
・nCS3、nCS2
74LS125 を使って、ドライブし直しています。
ドライバを入れている理由や、ドライバの回路などについてはよくわかりません。
(回路に関しては、合っているかどうかも不明)
・nDRD2
CPUCLK で叩き直しています。
アドレスバスにドライバを挿入しているため、その遅延で誤動作をするのを防ぐ目的だと思われます。
・MSW1、MSW2
カートリッジの抜き挿し時に、電源がOFFになるようにする信号です。
3つの拡張スロットが、それぞれ
○基板が挿さっていない
○挿している基板のMSW1とMSW2の信号がつながっている
のどちらかを満たしている場合にのみ、MSW1とMSW2が導通するような回路になっています。
もしPC-6011を自作する場合は、
○アドレスバス、nCS3、nCS2、にはドライバを入れる。
74LS244/74LS245でもよさそうだが、74LS367の方が駆動能力が大きい。
(244/245はIOL=-24mA、367はIOL=-32mA)
○nDRD2をCPUCLKで叩き直す。
○MSW1、MSW2は、P6からの信号をそのまま全てのスロットに接続する。
(PC-6011上では、MSW1とMSW2は導通させない)
○その他の信号線は、すべてP6からの信号をそのまま全てのスロットに接続。
でいいかなと思います。
○2枚目
フロッピードライブとのI/Fの回路です。
以前に公開した予想図と、論理的には同じようです。
やっている事は、
A7-4 = 1101、nIORQ = "L"、nRD = "L" の時に、8255から読み出す。
A7-4 = 1101、nIORQ = "L"、nWR = "L" の時に、8255から読み出す。
です。
CPUから見ると、
I/Oポートの0xD0〜0xD3から読み出すと、8255からデータを読み出す。
I/Oポートの0xD0〜0xD3に書き込むと、8255へデータを書き込む。
の動作をします(0xD4〜0xD7への読み書きも同様の動きになります。いわゆるイメージです)。
8255のA/B/Cポートについては、P6の回路と同じはずです(基板のパターンも追えないので未確認です)。