先に書いたRS232Cボードですが、SRでは使えません。理由はクロックの周波数が違うからです。コネクタに入力されているクロックが4MHz系ではなく、3.58MHz系になっているためです。
SRに関しては、また別の機会にアップします。
P6の方ですが、電気的には先の回路をそのまま作ればいいのですが、実際に工作をすると結構問題が発生します。
1)P6初代機とmk2 では、内部の構造が違うために、許容される基板の大きさが違う。
これに関しては、P6初代機とmk2 で作り変える必要があります。今回はとりあえずmk2用として作りました。
2)RS-232Cのコネクタ(Dsub 25pin)をユニバーサル基板に載せるのが難しい。
基板を起こせばいいんですが、いろいろ大変なので、無理やりユニバーサル基板に載せました。
要するにDsubコネクタが何とかなればいいので。
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このDsubコネクタを使いました。足の部分が上に曲げられるので、上に曲げて基板上に載せました。
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半田付け前の写真です。微妙に基板の穴のピッチとずれています。
RS-232C で使用するピンは、上側(1〜15)が殆どですので、足を曲げて使ってもそんなに問題になりません。
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基板に穴を開けて、コネクタを止める爪を無理やり折り曲げて固定します。
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半田付け後です。真ん中が空いているのは、ピッチがずれているせいです。
3)mk2 では基板を支える箇所がない。
これについては仕方がないので、Dsubコネクタを本体に固定する事にしました。

こんなL字金具が売っていたので、それをまっすぐにして使いました。
-thumbnail2.JPG)
金具をDsubに取り付けた所です。
この金具をRS-232Cの横の穴(プラスティック板が止められていた穴)にネジ止めします。
ちょっと短いんですが、何とか固定できています。
4)P6、mk2の基板上に合うコネクタがない。
10pin、12pin が必要になるんですが、このコネクタに合う物が入手できません。
仕方がないので、QIコネクタというもので代用しました。

これがQIコネクタです。12pin がなかったので、6pin ×2で使います。
実際に組み立てて、完成した基板です。


ボーレートの切り替えには。ジャンパピンを使っています。切り替えるのに、いちいち本体の蓋を開ける必要があるので、かなり面倒ですが...
テストでは、とりあえずPRINT#-2、INPUT#-2 で他のパソコンと入出力が出来ることだけを確かめました。
ファイルの転送とかをしてみないと、たまにデータ落ちとかしている可能性はあります。
ボーレートですが、300〜4800bps までは動作します(元のボードの仕様範囲内)。
9600bps、150bps はBASIC では動作しません。
9600bps以上は何か工夫が必要かなー、と調べているところです。