西田さんの所で、P6RGBコンポーネントアダプタとFDDエミュレータを購入しました。
使用してみた感想です。
○P6RGBコンポーネントアダプタ
当たり前ですが、かなりキレイに映ります。私はRGB出力で見た事がなかったので、特にキレイに感じるのかも知れませんが。
実際に使うに当たって、問題点が2つほど。
1)12Vぐらいの電源が必要
結構、面倒くさいかも。
私は本体の拡張コネクタから電源を取る基板を作りました。
mk2、66なら、スーパーインポーズ端子から取る手もあります。ただ、それに合うコネクタ(アンフェノール24P)が異常に高い...
2)色がちょっとおかしい
最初に、自分が使う環境で色を調整する必要があります。
うちの環境では、半固定抵抗を回しても暗かったので、直列に入っていた75Ωの抵抗を39Ωに変えて使っています。
ただ、根本的に、ビデオ出力とRGB出力は別の色、って雰囲気です。

↑拡張コネクタから電源を取る基板です。線が2本あるのは、RGBアダプタ用とSD6031用です。
○SD6031
完全に音の出ないフロッピーディスクユニットという感じです。
動作が速ければいいんですが、これはP6の方の仕様で仕方ありません(CPUが8255を通して1バイトずつ転送しているため)。
いろいろといじって、SR対応もちゃんと動く事も確認しました。
他に変更点もあるので、バージョンアップはした方がいいです。
ソースが公開されているので、出来る人は自力でも構いませんが、結構大変かも知れません。
変更が必要なのは、以下の点です。
・リセット信号が切断されているのを繋ぐ(スルーホールを繋げばOK)。
・SDカード用の電源を、追加のレギュレータで駆動する(元の電源をパターンカットする必要あり)。
・AVRのファームを変更する。


↑実際に手を入れた基板です。基板裏にレギュレータを付けています。
バージョンアップをすると、
・SR対応になる
・SDカードの挿抜時に動作が不安定になる問題が解消。
・LEDの動作が変更される(旧:ドライブ1/2、新:リード/ライト)
になります。
なかなか面白いSD6031ですが、問題点もあります。
1)イメージファイルの選択が面倒
日付の最新が選択されるという仕様が、結構面倒ではあります。
選択の方法が他にないので、仕方はない所ではあります。
INIT.P31 を使うことで、起動時のイメージファイルは選択できますが、ソフトが動作している途中でのディスクの入れ替えなどはどうしようもありません。
例えば、セーブディスクが別になっているようなゲームで遊んでいる場合は、
SDカードを抜き、セーブ用のイメージファイルを最新の日付にする。
SDカードを挿す。
ゲームからセーブする。
SDカードを抜き、ゲーム用のイメージファイルを最新の日付にする。
SDカードを挿す。
という手順が必要になって、ちょっと面倒です。
何かうまい方法があればいいんですけどねぇ。
2)コネクタのサイズがちょっと大きい
mk2やmk2SRのフロッピーのコネクタは、アンフェノール36Pという仕様です。
ただ、現在入手できるコネクタよりは、なぜか大きいようです(幅も厚さも1mmほど大きい)。
通常のアンフェノールコネクタは、挿す方も板バネみたいになっているので、大きさが多少変わっても問題がないようです。
で、何が問題かというと...mk2やSRに挿す分には、全く問題ありません。
拡張のために、mk2やSR以外のコネクタに挿そうとした時に、挿せるコネクタがないのが問題なんです。
現在、66、66SRで使えるような回路を作っています。
が、その前にSD6031のコピー品を作りました。これは、上記のコネクタ問題の回避のためです。


SD6031のSR対応を調べている時に、FDD関連でいろいろ面白い事がわかりましたので、また別にまとめます。