2017年06月08日

P6ジョイスティック端子用コネクタを作る

  P6のジョイスティック端子は D-SUBの9ピンですが、現在入手できるD-SUBのコネクタではカバーが邪魔になったりして利用することができません。また、使えるコネクタを入手するために、メガドライブやMSXのパッドをつぶすもの勿体無いですし、入手性にも問題があります。

  そこで、入手できるD-SUBコネクタを使って、P6で使用できるような工作方法を紹介します。


  現在入手できる、9ピンのD-SUBコネクタです。

170608_01_P6ジョイスティック端子_01.JPG


  外の金属のカバーを外します。下の写真のようにラジオペンチなどで、片側を折り曲げます。

170608_01_P6ジョイスティック端子_02.JPG


  折り曲げを繰り返していると、そのうちに切れます。

170608_01_P6ジョイスティック端子_03.JPG


  片方が切れると、そこから金属のカバーが外せます。全部バラバラに出来ます。

170608_01_P6ジョイスティック端子_04.JPG


  中の部分を元通りに組み立てます。この際、プラスティックが上と下の部分に分かれているので、その部分を両面テープか接着剤で張り合わせます。中に入れるピンの向きに注意して下さい。
  下の水色の部分は、両面テープを張っている部分です(両面テープの剥離紙)。

170608_01_P6ジョイスティック端子_05.JPG


  片面のユニバーサル基板を用意します。両面のユニバーサル基板は使えません。サイズは写真の通りです。もう少し横に長くても構いません。

170608_01_P6ジョイスティック端子_06.JPG


  D-SUBコネクタの5ピンの方に、リード線(抵抗の切れ端など)を半田付けします。

170608_01_P6ジョイスティック端子_07.JPG


  ユニバーサル基板をD-SUBコネクタに差し込みます。出来るだけ奥に差し込みます。

170608_01_P6ジョイスティック端子_08.JPG


  5ピンのリード線を、基板に半田付けします。強度に影響するので、きっちりと付けておきます。

170608_01_P6ジョイスティック端子_09.JPG


  4ピン側の方を加工します。まず、コネクタのピンの奥までリード線を差し込み、3つめの穴の部分で折り曲げます。

170608_01_P6ジョイスティック端子_10.JPG


  そのリード線をコネクタのピンに差し込んだまま、基板の穴に入れます。4ピン分差し込んだら下のようになります。

170608_01_P6ジョイスティック端子_11.JPG


  差し込んだ4ピン分を基板に半田付けします。コネクタ自体はこれで完成です。

170608_01_P6ジョイスティック端子_12.JPG


  必要な配線を済ませた後に、根元を細い線で縛っておきます。

170608_01_P6ジョイスティック端子_13.JPG


  このままだと半田がむき出しなので、出来れば全体を熱収縮チューブで包むのがベストだと思います。


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2015年11月07日

66SRキーボード修理

  ちょっと前ですが、某氏の66SRのキーボードを修理しました。

  66SRのキーボードは本体と分かれているために、繋いでいるケーブルを挿すコネクタ周りが故障しやすいです。
  大抵はそのコネクタ(本体とキーボードの両方)を半田付けし直すと直ります。

  今回もそれだろうと思っていましたが、違っていました。


  電池ホルダーへのリード線も断線していたので、そこを修理して電池駆動(赤外線通信)にしたのですが、LEDが光りません。
  ちなみに赤外線LEDは肉眼では光っているのが見えません。デジカメなどを通すと光っているのが分かります。


  ちゃんと調べないとダメそうなので、回路図と照らし合わせてダメな部分を確定させました。

pc6601SR_keyboard1.PNG

pc6601SR_keyboard2.PNG


  電池駆動にして、とりあえずサブCPU の uPD80C49HC(IC401:1ページ目左側)から調べました。

  VCC:5V(OK)
  VDD:0V(?)
  RESET:0V(?)


  このキーボードが電池駆動で動作していない時はパワーダウンモードになります。
  その時は VDD は0Vになりますが、通常動作時は 5V になります。

  回路図を見て、さらにちょっと測定した結果、パワーダウンモードから復帰するには、
 キーボードをどれでもいいから押せばいいことが分かりました。

  キーボードをどれか押すと、74HC30(IC402:1ページ目右上)の出力(nNODATA)が "L"→"H" となります。

  この信号(nNODATA)をクロックとしている D-FFの 40H74(IC404:2ページ目右上)が動き、VDDが "L" → "H" となる回路です。


  で、実際の動作ですが...なぜか 40H74 が動作していませんでした。
  ICの足を直接測定していたんですが、入力は全て正しい値を示しているのに、出力が全然動きませんでした。


  理由は分かりませんが 40H74 が壊れているようでした。

  結局、40H74 を手持ちの 74HC74 と交換すると全く問題なく動作しました。


  珍しく汎用のICが壊れた事例です。

posted by えすび at 17:40| Comment(0) | P6実機:製作・修理・改造など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年03月15日

実機の修理について(2)

  実際の体験談です。

  注意)あくまで成功例です。当然失敗する事もあります。


1)PC-6601SR

  66SRの回路図を起こしている際、キーボードを含む、全部の基板を外して確認していました。

  回路図が完成した後、元通りに組み立てるとちゃんと動作していたんですが、なぜかキーボードを認識しなくなりました。
  カールコードを別の物に変更してもダメ、電池駆動にして赤外線にしてもダメでした。

  ちゃんと認識する場合は、キーボードを押した時に、本体の『STAND BY』の LED が一瞬点灯するんですが、全く点灯しなくなっていました。


  赤外線を受信しているサブ基板が結構ボロかったのと、一度落としてサブ基板上の『TIMER』のプッシュスイッチを破壊してしまいました。

  プッシュスイッチは何とか直したんですが、復旧せず。
  仕方なくサブ基板の半田付けをすべて付け直しました。でも復旧せず。

  キーボードの方の基板の半田付けを付け直そうかと思って、キーボードを見てみると、『PC/テレビ』のボタンが押し込まれた状態に...


  元に戻してPC側にしたら、問題なく動作しました(^^;


2)SHARPの液晶TV

  ある日突然、画面が真っ暗のまま動作しなくなりました。
  画面をよーく見ると、画面は写っているようで、バックライトだけが光っていないようでした。

  分解してもよく分からなかったので、バックライトを制御している基板を見ると、最近の設計らしく、面実装の部品がほとんど。

  全部、半田付けをし直すと復旧!


  面実装が増えている最近の基板では、このテの故障が増えているんじゃないかと思います。




posted by えすび at 12:25| Comment(1) | P6実機:製作・修理・改造など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

実機の修理について

  P6系 は既に30年ほど経っているために、いろいろな箇所が故障する場合があります。また、オークションで入手した場合でも、動作していないケースが多いです。

  他のHPでも書かれていますが、修理するポイントをまとめてみました。


  注意)この通りにしても、動作しない場合もあります。ひどくなる場合もあります。当方は責任を持てません。
  注意)修理には、最低限の知識と半田付けの技術は必要です。


 1)タンタルコンデンサの劣化

  一番有名な事例で、P6系の場合はこれが多いです。

  タンタルコンデンサは故障した場合、両端がショートした状態になります(故障モードがショート)。このため、電源とGND間に入れられているパスコンに使われているタンタルコンデンサが故障すると、ショート状態となって電源が入らないという状態になります。

  テスターで両端を測ると、抵抗値が0〜数オームになっていますので、発見は割と容易です。

  修理は、同等のものとの交換になります。個人的には、電源ラインに入っているタンタルコンデンサは、同等の電解コンデンサに変えた方がいいと思います。


 2)電解コンデンサの劣化

  電解コンデンサも劣化して故障します。

  故障した場合、ショートにはならずに容量がなくなります(故障モードがオープン)。中の電解液が漏れる場合があり、この場合は周辺の基板や部品を腐食することがあります。

  問題のコンデンサを見つける事は割と困難です。液漏れをしている、膨れている、変色している、などの外見で判断します。

  ただ、電解コンデンサが容量抜けした場合でも、大抵のデジタル回路ではあまり問題になりません。電源回路やRFコンバータなどは、容量抜けで動作しない事があります。

  修理は、同等のものとの交換になります。


 3)半田付けが外れる

  基板に実装されている部品の半田付けの部分が外れる場合があります。いわゆる「イモ半田」状態になります。

  これは、基板と部品が熱サイクルによって伸び縮みする際に、膨張率が違うために基板が反った状態になり、半田付け部分に力が加わる事によります。
  また、拡張コネクタなどの外部から力が加えられる部分でも、同様の現象が起きます。

  特に表面実装の部品では、この力に弱いです。

  問題の箇所を特定する事は非常に困難です。

  修理としては、全部の箇所の半田付けをし直す事です。まず、面実装のLSI、拡張コネクタとその付近の部品、66SRのキーボードコネクタ、などから行うといいでしょう。


 4)機械部分が故障する

  タンタル、電解コンデンサ以外の電子部品は、あまり故障することはありません。電子的な故障ではなく、機械的な故障の方が、発生しやすいようです。

  発生箇所としては、基板とサブ基板をつなぐようなコネクタ、ICソケットとIC間、半固定抵抗、などの機械的接点がある箇所です。また、トリマコンデンサなどのように、接触してはいけないものが接触する場合もあります。

  修理としては、コネクタやICソケットなどを全て挿し直します。この際ちゃんと接触しているかどうかを意識しておきます。
  また、半固定抵抗やトリマコンデンサなどは、同等のものとの交換になります。


 5)動作するものと交換する

  電源回路は、素人では故障箇所が見つけにくいと思います。私も分かりません...

  幸い、現代パソコン用の電源でも代用できるため、それと交換してみるのもテです。


  特定のモジュールや部品は、他のP6から持ってくる事も可能です。

  キーボード:初代、mk2、66、mk2SRで共通に使用可能
  RFモジュレータ:mk2、66で、共通に使用可能
  電源回路:mk2、mk2SRで共通に使用可能。66のものをmk2、mk2SRで使用可能。

  CPU:全てで共通に使用可能
  サブCPU:初代、mk2、66、mk2SRで共通に使用可能(多分)。
  8255:全てで共通に使用可能
  PSG:初代、mk2、66で共通に使用可能。
  OPN:mk2SR、66SRで共通に使用可能。

  カスタムLSI:同じ型番のものは、共通で使用可能。


  注意)正常動作している機械からモジュール・部品を持ってきて、それを元に戻しても、正常動作していた機械が動作しなくなる可能性があります。
posted by えすび at 09:32| Comment(1) | P6実機:製作・修理・改造など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年11月21日

2台目のmk2

  最近、mk2 の調子が悪くなってきました。原因は分かっていて、電源ユニットに問題ありです。

  以前、5Vが全然出ていないのを修理したつもりなんですが、その辺りがまたおかしくなっているらしく、5Vがちゃんと出ていない時と、12Vがちゃんと出ていない時があるようです。

  仕方ないので、現代のパソコン用の電源を付けようかとも思って、購入までしたんですが、そのまま放置していました。


  で、最近オークションでmk2を手に入れたんですが...こっちはメイン基板が多少ダメらしい...

  電源を入れると普通に動くんだけど、何度か電源を入り切りすると、そのうち起動しなくなる。理由は不明。10分ほど放置しておくと、また起動するようになるけど...キャパシタが問題か?


  こっちは電源ユニットは正常な様子だったので、古い方のmk2の電源ユニットと入れ替えました。
  これでちゃんと動くmk2と、メインも電源ユニットもダメなmk2の出来上がりです。

  mk2は5機種の中で、(いろいろな理由で)一番使いやすい機械なので、とりあえずは一安心です。


  ちなみに、mk2、66、mk2SRは、電源ユニットのコネクタなどが同じなので、別機種のものを使う事も可能です。ただし、電源容量の関係から、mk2、mk2SR の電源ユニットを、66に持ってくるのはダメだと思います。

posted by えすび at 21:13| Comment(3) | P6実機:製作・修理・改造など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月03日

拡張RAMカートリッジ

  拡張RAMカートリッジを作成しました。


  以前は、PC-6001用の16Kバイトの物でしたが、今回は64Kバイト(PC-6006SR相当)です。

  ↓が回路図です。

rampack64k.PNG


  RAM は、128256Kbit SRAM(SRM2B256SLMX55)を使用しています。
  このSRAMは、秋月通商で入手可能です(5個で300円)。

  普通に実装するのなら、ピッチ変換基板も併せて購入するといいかと思います。


  今、調べてみたら、1Mbit のRAM が販売されていました...(1個200円、5個500円)
  こっちは、ピッチ変換基板がぴったりのがなくて、56pin のものを使う必要があります。

  ↓一応、1Mbit 版の回路図も引いてみました。合ってるとは思うんですが、未検証です。

rampack64k_2.PNG


  実際に 128256Kbit SRAM を2つ使って作ったものです。配線が面倒なのでピギーバック(親子カメ)にしています。
  1本、線が出てるのが、CS です。

拡張RAM実装


  カートリッジだけを作っても、ちゃんと動いているかどうか分からないので、確認用のソフトウエアを作りました。

memcheck.zip


  エラーが見つかるようでしたら、配線のチェックをして下さい。

posted by えすび at 16:14| Comment(2) | P6実機:製作・修理・改造など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月30日

増設ディスク(3)

 PC-6601 のドライブ増設についてです。

 先にも書きましたが、FM-77AV は 2D ドライブです(FM-77AV20以降が2DDドライブのようです)。

 今回、このドライブをPC-6601 の増設ドライブとしてみました。
 まず、ドライブにFM-77用の取り付け金具などが付いているので、それを外します。



FM-77AVドライブ前面

 ドライブ前面です。フロッピーの取り出しボタンが中央下部の大きなヤツです。



FM-77AVドライブ端子

 ドライブの端子側の写真です。
 右側の白いのが電源端子で、電源部のコネクタをつなぎます。
 左側がフラットケーブルをつなぐ所です。ドライブ0と1のどちらを先につないでも構いません(チェーン状になる)。
 左が1、2番、右が33、34番です。フラットケーブルの赤い方が1番です。
 よーく見るとドライブの基板に端子番号が書かれています。



FM-77AVドライブ裏面

 ドライブの裏面の写真です。右側中央のディップスイッチが、ドライブ番号の選択用です。

 0、1、2、3、とありますので、使用するドライブ番号(0ならドライブ1、1ならドライブ2)にします。
 2、3にしても、66の回路が対応していません(改造したら動きそうには見えるケド...)。



ドライブサイズ比較

 PC-6601内蔵のドライブと、FM-77AV のドライブを並べてみました。高さが1センチほど違います。
 このため、普通に取り付けることができません。

 今回、以下の改造を行いました。
 ・高くなった分だけ、ドライブを取り付けている金属板を1センチ浮かす必要があります。そのため、金属板を止めているネジを1センチ長いネジに変更しました。さらに上蓋との間に1センチ分のスペーサと7ミリのスペーサを入れました。
 ・上蓋が閉まらなかったので、引っ掛かっている部分を処理しました。具体的には、スピーカーが取り付けている金属板を少し傾け、プラスティックの出っ張りを削りました。
 ・金属板を支えている支え金具が、支えている高さが1センチ短くなったため、その金具を加工して対応しました。
 ・元のPC-6601内蔵ドライブが1センチ低くなるため、取り出しボタンが押せなくなります。その対応として、これも8ミリのスペーサーで浮かしました。

 以下、写真です。



ドライブを置いた所

 PC-6601内蔵ドライブ(右)とFM-77AVのドライブ(左)を置いた所です。
 この上に金属板をかぶせて取り付けます。
 PC-6601内蔵ドライブには、8ミリのスペーサが取り付けています(見づらいですが)。



金属板穴開け

 金属板に穴を開けています。
 これは、FM-77AVのドライブの取り付け穴の場所が違うためです。
 3箇所穴を開けています。右下はスリットの上になるため、穴が開けられませんでした。



金属板にドライブを取り付けた所

 金属板に取り付けた様子を正面から見た写真です。
 右のPC-6601内蔵ドライブが、8ミリのスペーサで浮いているのがわかると思います。
 逆に言うと、この分だけ金属板が下になるという事です。



金属板支え金具

 変形させた金属板支え金具です。
 穴も開けて、金属板に取り付けるようにしました。



金属板支え金具2

 金属板支え金具を金属板に取り付けた所です。
 後ろの柱と高さを合わせています。この部分が下部の基板の上に乗ります。



金属板をかぶせた所

 ドライブを金属板に取り付けた後に、上蓋に金属板を取り付けた写真です。
 金属板が取り付けている4箇所のネジの内、左の2つの下には1センチのスペーサが入っています。右の2つの下には、7ミリのスペーサが入っています。
 7ミリのスペーサが手に入らなかったので、0.8ミリのワッシャーを9枚重ねています。

 左右の高さが違うのは、上蓋が閉まらないための苦肉の策です...



P6下部で削った箇所

 上蓋が閉まらないため、下部の一部を処理しています。
 右上のスピーカを取り付けている金具を多少内側に曲げました(元々は垂直)。
 また、拡張カートリッジの上の部分にある、プラスティックの出っ張りを削りました。同様にその上の2箇所の出っ張りも削っています。

 写真下部の緑の紙は気にしないで下さい(現在、解析中(?)の音声合成のモニタ回路が置いています)。



使用ネジとスペーサー

 今回使用したネジとスペーサーです。

 (左上)元々金属板を止めていたネジです。
 (左下)ネジは、ネジ頭が薄いタイプがあったので、それを使いました。4×20です。

 スペーサは、3種類です。
 (右から2つ目)金属板を支えるためのもの1(スペーサ:高さ10ミリ×穴径4ミリ)
 (一番右)   金属板を支えるためのもの2(ワッシャー:穴径5ミリ×外径12ミリ×厚さ0.8ミリ×9枚)
 (左から2つ目)内蔵ドライブのゲタ上げのもの(ネジ付きスペーサ:高さ8ミリ×ネジ3ミリ)



取り付け後外観

 取り付けた後の写真です。
 左がFM-77AV のドライブです。
 写真では分かりませんが、取り出しボタンがケースの下まであります。使用には支障ないですが。



 動作画面は写していませんが、普通に正常に動作しました。これもFM-77AV のドライブの方が、動作音が静かです。

 これもBASIC や普通のプログラムでは 1D としてしか扱いませんが、2D として使う事も可能です。
 当然、直接μPD765A にアクセスする事になります。


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P6修理(5)

 PC-6601SR のドライブ増設のついでに元々のドライブの修理もしました。修理というか、改善?

 ディスクを入れた時、シャコシャコ...と結構大きな音が鳴っていたので、それを改善しました。
 以前、PC-6601 のドライブが調子が悪かったのと同じ原因です。



66SRドライブ

 まず、ドライブを取り出します。真ん中にあるのがヘッド部分です。
 1DD なのでヘッドは下側のみで、上からスポンジみたいなので押さえています。
 このスポンジとフロッピーが擦れて、シャコシャコ...と鳴っているんです。



66SRドライブヘッド1

 押さえているスポンジ部分を上げた所。ヘッドが見えます。
 ついでにヘッドもキレイに拭いておきます。



66SRドライブヘッド2

 改善前のスポンジ部分を横から見た所。
 材質は分かりませんが、その内にボロボロになります。
 (PC-6601 では、粉末状になっていました...)



66SRドライブヘッド3

 改善後のスポンジ部分です、分かりにくいですが...

 上のプラスチック部分から、

 プラスチック
 両面テープ
 スポンジ(台所で使ってるヤツ)
 両面テープ
 不織布(CDの袋から切り出した)

 という感じで作っています。スポンジがもうちょっと厚くてもよかったかも。


 シャコシャコ音は、だいぶ改善されたような気がします。
 不織布は、フロッピー内部でも使用されていますので、傷が付きにくいかと思います。


posted by えすび at 14:40| Comment(0) | P6実機:製作・修理・改造など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

増設ディスク(2)

 PC-6601SR のドライブ増設についてです。

 PC-6001 WORLD でも書かれていますが、FM-77AV20以降のものが2DD なので、PC-6601SR のドライブとして使えます。
 http://www.pc-6001.net/p6/hard/66srfpd.html

 FM-77AV20 のドライブを入手しましたので、増設してみました。

 まず、ドライブにFM-77用の取り付け金具などが付いているので、それを外します。



FM-77AV20ドライブ側面

 外した後の側面の写真です。ディップスイッチは、ドライブ番号の選択用です。

 0、1、2、3、とありますので、使用するドライブ番号(0ならドライブ1、1ならドライブ2)にします。
 2、3にしても、66の回路が対応していません(改造したら動きそうには見えるケド...)。



FM-77AV20ドライブ端子

 外した後の端子側の写真です。
 右側の白いのが電源端子で、電源部のコネクタをつなぎます。
 左側がフラットケーブルをつなぐ所です。ドライブ0と1のどちらを先につないでも構いません(チェーン状になる)。
 左右を間違えないようにして下さい。よーく見るとドライブの基板に端子番号が書かれています。



FM-77AV20ドライブ上部

 外した後の上部の写真です。
 入手したドライブの内部を掃除してみました。中を開けるには、上部の切り欠け2箇所の中のネジを外すと、前面のカバーが取れます。



FM-77AV20ドライブ内部

 前面と上部のカバーを外した所です。
 ドライブの中は結構ほこりだらけなので、掃除します。
 中央部にあるのがヘッドです。2DD なので、ヘッドが上と下の2つあります。


FM-77AV20ドライブ内部2

 ヘッドを持ち上げた所です。
 こうやるとヘッドが掃除しやすい...と思ったら、バネが劣化していたのか戻らなくなりました(−−;;
 よい子はマネしないように。

 (ここから元に戻るようになるのが大変でした...押さえているバネの強さを無理やり強くするようにしたので...)


 動作画面は写していませんが、普通に正常に動作しました。FM-77AV20 のドライブの方が、動作音が静かです。

 BASIC や普通のプログラムでは 1DD としてしか扱いませんが、2DD として使う事も可能です。
 当然、直接μPD765A にアクセスする事になります。



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2012年07月24日

P6修理(4)

  PC-6001mk2 が動かなくなりました。
  以前から電源を入れても、数分は立ち上がらなかったんですが、今日は全然ダメでした。

  電源を入り切りしても白い画面は表示されるんですが、CPU とかサブCPUとかが全然ダメでメニュー画面まで到達しません。

  何気なく電源電圧を測ってみると、5V → 4.5V、12V → 11V となぜか低くなっていました。

  とりあえず PC-6601 の電源を使ってみると、メニューまで立ち上がったので、電源ユニットがおかしいようです。


  電源ユニットを開けてみました。

P6mk2電源


  コンデンサとかを確認するものの、特に変わりなし。外した状態で電圧を測定しましたが、やはり電圧は低いままでした。

  ちなみに、コネクタは写真のようです。

電源コネクタ

  
  端子は、左から -12V、CONT、+12V、GND、+5V で、GND とCONT をショートした時に、電圧が出力されます。
 (写真は、0Ω抵抗でショートしています)


  ユニットの中を見ると、右奥に何かの調整用の半固定抵抗が。

電圧調整用VR


  回して見ると出力電圧が変化します。電圧調整用の半固定抵抗でした(3KΩ)。


  でも、回してみても 5V にはなりません(3V くらいにはなる)。

  もしやと思って、電源を落として、回した時の抵抗値を調べて見ると、1.5KΩ〜3KΩ と明らかにおかしい。

  他の回路の影響の可能性もあるので、外してみて抵抗値を測ってみても、1.5KΩ〜3KΩ と壊れていました。

取り外したVR


  半固定抵抗は、機械部分(接触部分)がありますので、その部分が経年変化でダメになったようです。


  手持ちに同じような部品がなかったので、10KΩのを無理やり付けてみました。

VR交換後


  ちゃんと5V が出るようになり、当然PC-6001mk2 も立ち上がりました(^^)



 ・注意1:修理する場合は自己責任で行って下さい。
 ・注意2:感電にはくれぐれも注意して下さい。電源を切ってもコンデンサに電気が残っている時があります。



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2012年07月15日

増設ディスク(1)

 うちのPC-6601とPC-6601SRは、両方とも1ドライブ仕様です。

 FDDを増設したいけど、手に入らないなーと思っていたんですが、「PC-6001 WORLD」を見て、FM-77AV のドライブが使える事に気付きました。


 で、いろいろと調べた結果、

 ・FM-77AV は、3.5インチの2Dドライブ
 ・FM-77AV20以降は、3.5インチの2DDドライブ(←「PC-6001 WORLD」に書いてあるヤツ)

 のようです。


 さっそく、FM-77AV のドライブと、FM-77AV20 のドライブを購入しました(当然中古)。


 細かい事は後に書くとして...


 PC-6601SR + FM-77AV20 のドライブ :問題なく動作
 PC-6601  + FM-77AV  のドライブ :動作するけど、FDドライブの厚さが厚すぎる!


 フタを閉めない状態だと使えるんですが...


 板金工作が必要になりました。うーん...

posted by えすび at 22:08| Comment(0) | P6実機:製作・修理・改造など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月30日

P6修理(3)

  やっとキーボードの修理が出来ました。


  PC-6001mkII/PC-6601 のキーボードはどうも劣化しやすいようで、大抵のものがダメになっています。
 (押しても反応がない)

  原因は、キーを押した時に接触する黒い部分(導電ゴム)が、経年変化で抵抗値が大きくなっていることのようです。
  通常は高くても数百Ωなんですが、ダメなものは 10KΩとかになってます。

  これを他のものに変えちゃえば、元通りに使えるようになります。


  最初、代替としてアルミ箔を使ったんですが、アルミ箔だと電気が通り過ぎるのか、微妙なソリが問題なのか、
 チャタリングが発生して使い物になりませんでした(無理やりキャパシタで鈍らせてもダメ)。


  結局、中古のキーボードから導電性のシートを切って、それを代わりにすることでうまく行きました。


  通常のキーボードでは、プラスティックのシートが3枚あります。
  真ん中のは絶縁のもので、上下の2枚が、スイッチの代わりになっている導電性のシートです。

  で、今回使ったのは、キーを押した時に2枚が接触する部分です。

導電シート


  上の緑のシートがキーボードの導電シートの一部、下が必要な黒いところだけを切ったものです。
  この写真では既に切っちゃっていますが、裏に両面テープを貼ってから切った方が、後の作業がラクになります。


  この導電シートを、キーボードのゴムに両面テープで貼り付けて、元に戻せば完成です。

キーボードのゴム

  右が貼る前、左が貼った後です。



  実際に試す人は、いろんな問題が起こる可能性がある事に注意して下さい。最悪、元通りにはなりません。
  当然、各人の責任において行って下さい。


  手順としては、

 1)キーボードを本体から外し、キーボード裏のネジを外して、基板を取り出す。
 2)基板についているスイッチの水色のゴム(STOPとかなキーは黒色)を注意深く外す。
 3)裏に導電シートを両面テープで貼り付ける。
 4)水色のゴムを元通りにはめる。
 5)基板、キーボードを本体に戻す。


  になります。

  ただ、4)が非常に難しいです。

  私はメガネ用のマイナスドライバで押し込みましたが、ゴムに多少のダメージを与えちゃっています。
 (切れたりしているものもあり)






posted by えすび at 23:50| Comment(1) | P6実機:製作・修理・改造など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月26日

PC6001用拡張RAM

 実機との比較をするに当たって、P6初代機を動かしています。

 本体は譲って頂いたものを使っているんですが、拡張RAM がなかったことを忘れていました(^^;


 32K で動くものの確認をしたかったので、とりあえず手持ちの部品で作ってみました。

 DRAM は持っていなかったので、SRAMで代用しています。こっちの方が回路が簡単です。


拡張RAM回路図


 アドレスとデータ線は、見づらくなるので結線していませんが、対応のピンにつないで下さい。

 HM62256 は、16Kバイト以上で、8bit以上のSRAMなら何でも代用ができます。
 ただし空きピンの処理が必要になります。

 74LS32 は、74LS00、74LS02 などで相当の回路を組んでもいいでしょう。


 実際のモノがこちら。


拡張RAM表


拡張RAM裏


 基板は、昔に買っていたPC-6001 の拡張コネクタ用の基板です。
 こんなのもちゃんと売っていたんですよね。


 とりあえず問題なく動きました。


posted by えすび at 17:39| Comment(0) | P6実機:製作・修理・改造など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月15日

P6修理(3)

  修理の話の続き。

  回路を確認するために、P6 の中を開けました。

  確認が終わって、何気なくタンタルコンデンサを調べると...ショートしてる。

  ショートしていないタンタルコンデンサも一緒に電解コンデンサに交換しました。
  電源のコネクタ周りに4つ、基板の四隅に1つずつです。

  取り替えてみると...動きました!
  ただ、画面表示がかなり汚いです。これはRFモジュールが問題かなぁ?

  後、気になったのが、電源のON/OFFや、リセットを押した時に、リレーがOFF→ON→OFF になりません。
  mk2 以降は、電源のON/OFFやリセットを押した時に、リレーがOFF→ON→OFF となるので、P6 もそうかと思っていました。

  P6 はリレーがOFF→ON→OFF と動作するのが正解なんでしょうか?



  あ、CMTのアナログ電源のタンタルを交換するのを忘れた。


posted by えすび at 22:15| Comment(0) | P6実機:製作・修理・改造など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月03日

P6修理(2)

  修理の話の続き。

  66 は、結局タンタルコンデンサだけが悪かったようです。
  問題のコンデンサを足から切って、とりあえずmk2の電源を繋ぐと普通に起動しました。


  回路を追ってみても、このコンデンサはパスコンの働きしかしていないようです。
  別段、タンタルにする必要性もなさそうなので、22uFの電解コンデンサに変えました。

  ついでに、近くにあったパスコンのタンタルコンデンサも電解コンデンサにしました。
  基板の電源コネクタの近くにある22uF16Vのタンタルコンデンサ4つです。

  タンタルコンデンサは、故障した時にショート状態になるので、いろんな意味で危険です。
  最近のシステムでは、ほとんど使われていないと思います。特に電源間に入れるパスコンには使用していないかと思います。

  理由は簡単で、故障した時にショートするので、最悪は火災などの事故になるからです。


  66 は起動したんですが、FDを読ませようとするとすごい音が...

  FDドライブを開けてみると、ヘッドの周りに何やら変な粉のようなものが...
  この粉の正体は、ヘッドを押さえているクッションが風化したものでした。


  プラスティックで直接ヘッド(というかフロッピー)を押さえると傷つくので、スポンジを切って貼り付けました。


  とりあえず、持っていたコロニーオデッセイとか起動したので、問題なさそうです。


posted by えすび at 21:09| Comment(0) | P6実機:製作・修理・改造など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月02日

P6修理

  とある方から、PC-6001、PC-6001mk2、PC6601 を譲って頂きました。

  ただ、3台とも問題があるものです。

  mk2 は、キーボードの調子が悪いんですが、とりあえず起動します
  P6、66 は、とりあえず起動しません。


  mk2のキーボードは簡単に直ると思ってたんですが、ちょっとやっかいなようです。
  66とmk2 のキーボードは全く同じものだったので(基板番号が同じ)、入れ替えてみましたがダメでした。

  原因も分かっているんですが、対策をどうしようか悩んでるところです。とりあえず保留。


  P6 は、電源を入れると、一応リレーが OFF → ON → OFF しました。
  リレーは、電源投入時に意図的に音が鳴るようにしているようです。

  Z80 が動作しないと、リレーがOFF にならないので、何か別の場所で止まっているようです。
  これも保留。


  66 は、電源を入れると、電源部からみょーな音がします。電源部が壊れているようです。
  で、電源をmk2 のものと交換してみましたが、起動せずでした。

  何気なくパスコンになっているタンタルコンデンサの抵抗値を調べると、0Ωになっていました。
  これがとりあえずの原因のようです。

  交換すれば直りそうですが、考えるところがあって、これも保留中です(^^;


  いろいろ保留中なのは、mk2 のFPGA化の作業(というか解析)をしているところなのでした。


posted by えすび at 17:56| Comment(0) | P6実機:製作・修理・改造など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする