2022年02月03日

初代機のRGBコンバータ(1)

  うちの環境では、初代機をモニタに映す時にはビデオ出力を使っているのですが、
 かなり汚い状態でした。

  下のような状態です。


220203_01_ビデオ出力1.jpg
  スクリーン1で小文字のmを画面一面に出した所。つぶれて読めません。


220203_01_ビデオ出力2.jpg
  オレンジ系の色で同じように小文字のmを画面一面に出した所。


220203_01_ビデオ出力3.jpg
  スクリーン2で、緑、黄、青、赤、白、水色、紫、橙(それぞれの色の間に黒)を表示した所。
  色の区別がつかなかったり、二重だったり。


220203_01_ビデオ出力4.jpg
  スクリーン3で、緑、黄、青、赤、白、水色、紫、橙を表示した所。


  そのため、前から初代機のRGB出力を試していました。
  いろいろと試していましたが、だいぶまともに表示できるようになりました。


  回路は、P6内部に載せる基板と、外部の基板とに分けています。


220203_01_初代機用RGBコンバータ基板1.jpg
  P6内部に載せる基板。コンパレータが7個で構成されています。
  使用する信号は、RFモジュレータの入力端子から取ります。


220203_01_初代機用RGBコンバータ基板1_2.jpg
  P6内部に搭載した所。RS-232Cボードを載せる部分に搭載します。


220203_01_初代機用RGBコンバータ基板2.jpg
  外部の基板。mk2以降用のRGBコンバータを流用します。
  改造部分は、ダンピング抵抗を入れたことと、入力信号を1ピン追加しています。
  1ピン増えちゃったので、DIN8ピンは使えないので、DSUB-9ピンを使っています。


  回路図などはまだ変更する予定があるので、今回は公開しません。


  以下、実際にモニタに映したものを撮ったものです。
  エミュレータの出力に見えますが。


220203_01_RGBコンバータ出力1.jpg
  起動した所。

220203_01_RGBコンバータ出力2.jpg
  スクリーン1で小文字のmを画面一面に出した所。

220203_01_RGBコンバータ出力3.jpg
  オレンジ系の色で同じように小文字のmを画面一面に出した所。

220203_01_RGBコンバータ出力4.jpg
  スクリーン1の色反転。

220203_01_RGBコンバータ出力5.jpg
  スクリーン1のオレンジ系の色反転。

220203_01_RGBコンバータ出力6.jpg
  スクリーン2で、緑、黄、青、赤、白、水色、紫、橙(それぞれの色の間に黒)を表示した所。

220203_01_RGBコンバータ出力7.jpg
  スクリーン3で、緑、黄、青、赤、白、水色、紫、橙を表示した所。

220203_01_RGBコンバータ出力8.jpg
  ベルーガを起動しました。

220203_01_RGBコンバータ出力9.jpg
  ベルーガタイトル(スクリーン3)。

220203_01_RGBコンバータ出力10.jpg
  ベルーガタイトル(スクリーン4で色付きモード)。

220203_01_RGBコンバータ出力11.jpg
  ジャン狂を動かした所。
  このソフトは、初代機ではボーダーに縞模様が出るようにプログラムされています。

220203_01_RGBコンバータ出力12.jpg
  エフォームンを動かした所。
  このソフトは、スクリーン3(点数部分)とスクリーン4(ゲーム部分)が混在しています。

220203_01_RGBコンバータ出力13.jpg
  エフォームンを動かした所。
  スクリーン4(ゲーム部分)を色付きモードにしました。星がきれい。


  写真では分かりませんが、たまに色がチラついたりしています。


  技術的な話は、また後日。



posted by えすび at 21:43| Comment(2) | P6実機:製作・修理・改造など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年05月30日

X68000修理(6)

  X68000修理再び...


  X68000 の電源をATX電源で動かす事は既に行っていました。
  それをACアダプタで動かすヤツを買って改造を試みようとしました。

  とりあえず前のATX電源を使って、久しぶりにX68000を動かしてみると、動かない...
  前までちゃんと動いていたと思ったんですが...

  FDDにもHDDにもアクセスせずに、画面にも全く映らない。

  画面はいろいろ他の要因もあるのですが、FDDにもアクセスしないのはおかしいので、本格的に調べる事にしました。


  とりあえず、CPUにロジアナをつないでモニタする事にしました。
  すると、アドレスがまともにカウントアップしておらず、止まっているようでした。

  それぞれの制御信号をモニタすると、nBERR(バスエラー)が出力されるようで、リセット解除した後に、ある程度経つと nBERR が出力されていました。

  アドレスも併せて取った波形が↓です。
 (ここにたどり着くまで、かなり時間が掛かってますが)。

210530_01_CPU波形.jpg


  0xE8A01C でバスエラーが出ており、このために CPU がエラー処理に飛んでいるようです。


  0xE8A01C を調べてみると、RTC のテストレジスタのようですhttps://datacrystal.romhacking.net/wiki/X68k:IOMAP


  RTC のRD/WRのピンもロジアナで見たのですが、バスエラーが出ている時、つまりアクセスしているはずの時にも、RD/WRの信号が変化しませんでした。

  RTC へのアクセス信号を作っているのが、X68000-ACE の場合は一番下の基板のLSI(MESSIAH)のようで、LSIの出力が、RTCのRD/WRに入力されています。


  うちの X68000-ACE は、バッテリーからの液漏れで断線の修理をしましたが、さらに腐食が進んで他の信号線も断線したようでした。

  さらに3か所、信号線をつなぐことで、バスエラーも発生しなくなって、問題なく動作するようになりました。


  自作のコンバータを使って、画面表示も確認できました↓

210530_01_X68000表示.jpg



  肝心の電源の方ですが、↓を使って X68000 内に組み込んでいます。

https://www.amazon.co.jp/gp/product/B07WBVLWNP/ref=ppx_yo_dt_b_asin_title_o00_s00?ie=UTF8&psc=1


  大容量のACアダプタが必要なんですが、とりあえず手持ちの12V-3A を使っても動作しました。

  長時間使っていないので、安定動作かどうかは不明です。




posted by えすび at 17:42| Comment(0) | P6実機:製作・修理・改造など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月29日

FM-TOWNS CDドライブ修理

  またまたP6とは関係ないのですが...


  FM-TOWNS MA のCDドライブの修理をしました。

  数年前から、だんだんと読み込めなくなって、修理前はほとんどのCD-ROMが起動出来ない状態になりました。

  TOWNS MA/MX のCDドライブがだめになるのは有名なようなんですが、修理したという事例が全然見当たりませんでした。


  とりあえず↓のような記事を見つけたので...

『故障かも?でも大丈夫。CDの症状別対処法』
https://audio.kaitori8.com/topics/cd-maintenance/


  この記事の中に、レーザー出力を調整できる出力ボリュームがある、というのがあったので、MAのCDドライブでも、同じものがあるかもと思って調べました。


  結局、レーザー出力を調整しているわけではなさそうなのですが、とりあえず読み込めない症状が直りましたので、以下に手順を示します。

 (当然ですが、自己の判断・責任で行って下さい)


0.手持ちのCD-ROMで、どれが正常に読めないか、をまず把握してください。


1.CDドライブを取り外します。邪魔なので外側のマウント用の金属フレームも外します。前面部分のプラスティックの銘板(FM-TOWNSII MA と書いているプラスティック)も外します。

200629_01_CDドライブ1.jpg



2.CDトレイの上側のプラスティック部分を外します。左右に2か所ずつ、前面に1か所の合計5か所のツメが掛かっていますので、うまく外して下さい。結構大変です。

200629_01_CDドライブ2.jpg



3.真ん中の黒いプラスティック板を外します。接着剤で張り付けられていると思いますが、ちょっと力を加えると外れると思います。

200629_01_CDドライブ3.jpg



4.ピックアップレンズの下にある、トリマコンデンサ(半固定コンデンサ)を調整します。2枚目の赤丸の部分にトリマコンデンサがあります。小さいドライバなどで回します。

200629_01_CDドライブ4.jpg
200629_01_CDドライブ5.jpg


  多分、経年変化でトリマコンデンサが所望の容量値が出なくなって、誤動作しているのだと思います。トリマコンデンサを数回、ぐりぐりと回してから、元の位置に戻します。


5.3で外したプラスティック板を取り付けます。接着剤ではなく、両面テープで張ります。取り付ける際、上下のでっぱりを確実に合わせる様にしてください。ちゃんと取り付けないと、CD-ROMに傷が入ります...


6.本体に取り付けて、動作を確認します。

7.だめなら、トリマコンデンサを少しずつ回して、また確認、というのを繰り返して下さい。


  トリマコンデンサなので、レーザー出力を調整しているというより、発振周波数を調整しているのかもしれません。


  うちの TOWNS MA で試した所、150枚弱のCD-ROMで、動作しなかったのは3枚だけでした。その3枚は、起動するが途中でエラーが出るもので、CD-ROM側の問題のようです。


posted by えすび at 22:42| Comment(5) | P6実機:製作・修理・改造など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月18日

初代機電源修理

  初代機の電源を修理しました。

  だいぶ前に一次側にある、1.5Aのヒューズが切れました。
  写真の一番右側にあるヒューズです。


200618_01_初代機電源.jpg


  ヒューズが切れるのは原因があるはずなのですが、よくわからずに
 放置していたのですが、先日Twitterで修理していた方がいたので、
 それを参考に調べてみました。

  結局、うちの初代機電源も、5V系のブリッジ用ダイオードが
 故障していました。写真の上側にある、4本のダイオードです。

  ダイオードを外してから抵抗値を測ってみると、4本中2本が
 正常で、1本は抵抗値が順、逆方向とも0Ω、もう1本は逆方向の
 抵抗値が低くなっていました。


  代替の部品がよく分からなかったので、とりあえず一般整流用200Vの
 ものを使っています。

https://eleshop.jp/shop/g/g1CS13E/



  以下は参考にした修理記事です。

https://twitter.com/gorry5/status/1264061287379554304
http://madlabo.oops.jp/NEW/syokai2/index.htm#46

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2020年05月06日

P6mk2キーボード修理

  mk2のキーボードの修理をしました。

  やり方は前に書いたものと同じです。

http://sbeach.seesaa.net/article/387861428.html

  ただ、今回は接点に導電ゴムを購入してみました。

https://www.amazon.co.jp/%E3%83%AA%E3%83%A2%E3%82%B3%E3%83%B3-%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%9C%E3%83%B3%E3%83%94%E3%83%AB-Carbon-%CE%A63%E3%8E%9C%C3%970-5%E3%8E%9C-100%E5%80%8B%E4%BB%A5%E4%B8%8A/dp/B07QZQ6K1H/ref=sr_1_2?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&dchild=1&keywords=%E5%B0%8E%E9%9B%BB%E3%82%B4%E3%83%A0&qid=1588758530&sr=8-2

  ちょっとお高めです。


200506_02_導電ゴム.jpg

  実際に購入したものが↑です。小さいです。


200506_02_キーボードゴム1.jpg

  P6mk2のキーボードのゴムを取ったものと並べると、丁度いい大きさなのが分かります。



  最初は両面テープで貼るつもりだったのですが、かなり大変なので接着剤で貼り付けました。

200506_02_キーボードゴム2.jpg

  接着剤で貼り付けた後はこんな感じです。特に問題なく動作しました。

  接着剤で貼り付ける時は、導電ゴム側に接着剤を付けようとすると大変です。
  キーボードのゴム側の出っ張りに接着剤を塗って、導電ゴムの上に被せて上から押して貼り付けると、楽に作業できます。


posted by えすび at 19:00| Comment(0) | P6実機:製作・修理・改造など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

X68000修理の追記

 昨日、書いたマウスの話ですが...


 マウスの回路を組み上げて、いざテストを使用とすると、X68000の電源が入らない...

 結局、ちゃんと直ってなかったようです。


 今は、外部のATX電源で立ち上げています。蓋も閉められません。

 当分はこのままかな...


posted by えすび at 18:37| Comment(0) | P6実機:製作・修理・改造など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年05月04日

X68000修理(5)

  X68000修理の続き


10)電源ユニット
 本体がちゃんと動作したので、後回しにしていた電源ユニットを修理します(本体が直らなかったらそのまま放置予定だったので)。

 電源ユニットの修理に関しては、ネットに情報がかなりあります。
 うちのX68000は、幸いかなり長い間、電源を入れていなかったので、被害は電解コンデンサの液漏れだけで済みました。

 一次側の電解コンデンサを除いて、すべての電解コンデンサを交換しました。ついでに基板の掃除も。
 通電すると問題なくファンが回り、電源が供給されました。

 X68000に組み込んで見ると、ちゃんと動作しますが...正面の電源ボタンを押して、電源を切にしても、電源が落ちない...

 電源ユニットを外して、単体で検査(ACEの場合、黄色の線(PC)をGNDに接続すると、電源が切れる)してもファンが止まりません。

 結局、抵抗1つと、主電源ON/OFFに関わっていそうな、Q33(2SC1815)と、PC31(フォトカプラTLP785)を交換して、やっと正常に戻りました。


 ここにたどり着くまで二ヵ月程度...長かった。


11)カレンダー
 そういえば、バックアップを電池に変更した結果を確認してなかった、と思って日付を確認すると...あれ?以前に入れた日時のまま、変わっていない?

 よく見てみると、時計が進まない状態になっていました...

 日時は前に入力したものになっているので、電源が供給されていないんじゃなくて、時計LSIの水晶発振子が壊れた?

 回路としては、よくある水晶発振子に、コンデンサ2個(内1つはトリマコンデンサ)が付いているだけの回路です。
 テスタで断線がないかを調べても問題なしでした。

 壊れそうなのは、機械的が部分がある、トリマコンデンサ(可変コンデンサ)だよなぁ。

 そう思って、トリマコンデンサを外して、代わりに33pFのコンデンサを付けると、普通に時計が動き出しました。


 トリマコンデンサって故障するのか?と、念のために容量を測ると、ちゃんと動作しているし、回すとちゃんと容量も変化する。

 代わりに付けた33pFを外して、トリマコンデンサを戻すと...普通に時計が動いている。


 ??勝手に直った、のかな??


 この後、時計は問題なく動作しているようです。


 ただ、トリマコンデンサを動かしちゃったため、時計が正確かどうか不明です。

 発振周波数を測定できればいいんですが、出来なさそうなので、原始的な方法で調整しています。


200504_01_トリマコンデンサ.jpg

 写真の赤丸が、時計調整用のトリマコンデンサです。

 1日に1回程度、信頼できる時計と比較して、
 ・どれくらい時刻がずれたか
 ・トリマコンデンサはどちらにどれくらい回したか

 を書き留めていき、ずれが少なくなるようにしていきます。地道な作業ですが...



 X68000の修理の話は、今回でやっと終わりです。

 ただ、書いていない問題が残っていて、

 ・マウスのボール問題
  ボールの表面の摩擦がなくなって、非常に使いづらい問題。
  以前、BEEPで売っていたようですが、これでもダメなようで。

 ・ディスプレイ問題
  15Kが映せるモニタがない、31Kでも下が切れているなど。
  XPC-4 を買えばいいんでしょうけど、高い。


  ディスプレイは、他の古いパソコンの事もあるので、何とかしたいところデス。

posted by えすび at 20:11| Comment(0) | P6実機:製作・修理・改造など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年05月03日

X68000修理(4)

  X68000修理の続き


9)ディスクドライブ
 ディスクドライブもかなり汚れていたので、分解して掃除しました。

 その時、外してはいけないネジを外してしまいました。


200503_01_ディスクドライブ1.jpg

 基本的にネジを固定材で固定しているものは、動かしてはいけません。

 上の写真では、赤丸の部分のネジは外さない方がいいです。
 このネジを外さなくても、下の金属板は何とか外せます。

 上写真の赤丸は、フロッピーのインデックスホール検出用のセンサーです。また左上の緑丸はフロッピーが挿入されたかどうかを検出するセンサーです。

 もし外してしまった場合は、以下のように調整できます。

 (1)ディスクドライブ単体にする
 (2)ディスクドライブに電源を供給する
 (3)このセンサーから出ている線の両端の電圧をテスターで測る

 緑丸の方は外さないと思いますが、ディスクを抜き差しして電圧がどのように変わるかがテストできます。
 電圧がある程度高くなる部分でネジを固定すればOKです。ただ、赤丸の方は、点滅しているようで、0Vとある電圧を行き来します。

 その下の青丸のマイクロスイッチは、場合によっては調整が必要です(うちのは必要でした)。
 接触しているバーが一番左に行ったらON、左から動いたらOFFになる位置でスイッチを固定します。


200503_01_ディスクドライブ2.jpg

 テストの際、手動でヘッドが降りるようにするには、上写真の赤丸の金具を動かします。

 ディスク挿入時、ディスクに押されて、写真の上に動き、その左の鉄板が動けるようになります。
 その後、モータの力でフロッピーのセンターリングが押さえつけられます。

 イジェクト時は、この赤丸の金具の下側の爪が引っ掛かって、元の位置に戻ります。


 ドライブの掃除が終わって確認をしました。

 ドライブ0の方は問題なかったのですが、ドライブ1の読み込みが何か調子が悪い...
 ドライブ0と1を入れ替えて、起動するかを確認したのですが、

 「Human.sys が見つかりません」や「Human.sys のアドレスが異常です」の表示が。


 ヘッドの掃除をしても変わらず。もしかしてと思ってヘッドのバネ圧を無理やり変えてみました。
 結果は両方のドライブとも問題なく動作するようになりました。

 プロテクトが掛かっていると思われるゲームのマスターディスクでも問題なく読めています。


 ヘッドのバネ圧の変え方

 !!!注意!!!
 最悪、ディスクが傷ついたり、ディスクが読めなくなる可能性があります。
 自己責任でお願いします。


200503_01_ディスクドライブ3.jpg

 上写真は、ディスクドライブのヘッドです。

 緑丸がヘッドを押さえつけているバネで、この押さえつけている力が弱くなると、読み込みエラーが出たり、全く読めなかったりします。逆に強すぎても読めなかったり、ディスクを傷つけたりします。

 このバネを外して、バネの端をちょっとだけ曲げます。

 その後、元の部分に取り付けて、ディスクが読めるかを確認します。

 !!!注意!!!
 この際、傷つけても構わないディスクを入れてみて、ディスク面に傷が付かない事を確認してください。


 さらに、このディスクドライブは、バネ圧の微調整が出来るようです。

 写真の赤丸の部分にバネを掛けていますが、ここの高さが3つあって、どこを使うかでバネ圧の強弱が調整できます。



 HDDや他の部分は問題がなかったので、電源がATXのものですが一通り修理が完了しました。
 確認ができるソフトなどを動作させても特に問題はなく、安定して動作しています。


 (5)に続きます。

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2020年05月02日

X68000修理(3)

  X68000修理の続き


6)画面に表示された
 CPUが動いてから、POWERのLEDが緑の点滅をするようになりました。
 点滅の間隔は2種類あるようですが、なぜ点滅するかは不明のまま。

 X68000を使っている人ならば、ここでピンとくるのですが、何せ初心者なもので...

 CPUをロジアナで観測してもよくわからないし...どうしようかと思って適当にいろいろ触っていました。
 LEDの点滅が関係があるのかと、RESETやINTERRUPTボタンを押したりしていると...

 RESETを押した状態で画面に、「エラーが発生しました。リセットを押して下さい」の表示が(!)

 やっと画面が出たよー。とりあえず画面周りは壊れてなかったよー。

 でも、RESETを離すと、画面は真っ暗に。うーん。


7)正常動作した
 何度か繰り返しても上記の状態のままでしたが、ある日ちょっとだけ手順を変えると、

 普通に「エラーが発生しました。リセットを押して下さい」の表示が(!!)

 原因が判明すると納得の状態でした。


 今まで動作しなかったのは、

 メイン基板+拡張コネクタ+サブ基板+CRT表示基板+ATX電源

 で、ATX電源側で電源のON/OFFをしていましたが、その際、サブ基板の電源(赤いヤツ)はOFFにしていました。


 今回、サブ基板の電源をONにした状態で、ATX電源側で電源をONにすると、正常動作をしました。


 動作としては両方とも正解で、

 サブ基板OFFで、ATX電源ON → X68000の電源OFFのシーケンス
 サブ基板ONで、ATX電源ON → X68000の電源ONのシーケンス

 になるためです。

 だから、サブ基板OFFの時はLEDが緑点滅していたんですね。
 
 こんな事なら、X68000からATX電源のON/OFFが制御できる回路を作ればよかった...とは後からわかる事ですね。


8)バックアップ電池
 FDDドライブなどを戻せば問題なく起動するはずですが、それより前にサブ基板の方のバックアップ電池を何とかします。

 P6SRでは、充電電池をスーパーキャパシタに置き換えました。
 X68000でも同じ処理をしようとしたのですが、後期の機種は充電電池ではなくて、ボタン電池を実装しているようです。

 スーパーキャパシタでは、そんなに持たないので、ボタン電池にする事を検討します。

 例によって、Outside X68000 の回路図を参考にします。
 初代機とXVIのバックアップ回路の部分を書き出すと...


200502_01_初代バックアップ回路.PNG
 初代機バックアップ回路


200502_01_XVIバックアップ回路.PNG
 XVIバックアップ回路

 ACEでも同じような回路になっているはずなので、実機で確認すると、以下のようでした。


200502_01_ACEバックアップ回路.PNG
 ACEバックアップ回路

 これを見る限り、初代機の2SA1015YのエミッタがVCC2に接続されているのは、VCC1の間違いのようですね。
 結局、下図の赤丸の部分にダイオードを挿入すればいいようです。


200502_01_ACEバックアップ回路改.PNG
 ACEバックアップ回路(修正箇所)

 ダイオードは手持ちの適当なものを使いました。そんなに電流が流れるわけでないので、普通のスイッチング用のもので構わないと思います。

 基板上では、以下のようにしました。



200502_01_サブ基板2.jpg
 ACEバックアップ回路(修正前)



200502_01_サブ基板3.jpg
 ACEバックアップ回路(修正後)


 (4)に続きます。

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2020年05月01日

X68000修理(2)

  X68000修理の続き


4)画面表示周り
 悪い箇所を特定するために、メイン基板、サブ基板、CRT表示基板とATX電源のみにして、本体内部に入れずに繋ぎました。
 メイン基板を段ボール箱の上に置いて、その横に立て掛けるようにサブ基板を置くとうまく接続できました。

 サブ基板の断線個所をさらに見つけていると、画面が真っ暗から縞模様に。

 縞模様の原因をネットで調べても出てきませんでした。ただ、ネットを見ていると気になる情報が。

 それは、X68000の画面モードは特殊だという事です(私はX68初心者です)。

 もしかしてと思って、モニタを調べていると、どうも縞模様はモニタの特性だったようです。
 同期が取れていない状態だったようで、何か変なものが縞模様に映っていたみたいでした。


 モニタを変更すると、正常な(?)真っ暗に戻りました...

 昔は、X68000専用のモニタを持っていたので、特殊だと全然気付かなかったんですねぇ。
 テレビを廃棄するのが有料になるというので、その時にTOWNS用モニタと一緒に捨てちゃいました。


 ロジアナを使って、水平同期、垂直同期信号をモニタしても問題なし。
 Outside X68000 の回路図を参考に、画像を出力しているD/Aコンバータのデジタル入力をサンプリングしてもベタ"L"。

 ということは、CPUがVRAMに対して全然書き込んでいないという事になります。


5)CPU周り
 CPUがどんな動作をしているか、とりあえずロジアナで観察しました。68000は、全然使った事がないので分からないかと思ったんですが...

 アドレス線が全く動いていませんでした。原因は、BR(バスリクエスト)がベタ"L"になっている事でした。

 バスリクエストを出力しているのはカスタムLSI(システムコントローラMESSIAH)で、しかもOutside X68000 の回路図には載っていないLSIです(Outside X68000 には、初代機とXVIしか回路図がない)。

 初代機とXVIの回路図からいろいろ類推した結果、MESSIAH ではいろんな部分のバスリクエストをまとめて、CPUに出力しているようでした。

 そこで MESSIAHに入力されている、バスリクエストっぽい信号を調べていると、ベタ"L"になっている信号がありました。
 それは拡張コネクタから来るバスリクエストでした。

 回路図ではプルアップされているはずですが...あー。


200501_01_メイン基板拡張コネクタ.jpg

 拡張コネクタ側の基板にプルアップ抵抗が実装されていました...


200501_01_メイン基板.jpg

 ↑こんな感じでメイン基板に拡張コネクタの基板を挿すと、CPUがちゃんと動作しているのが確認できました。

 普通、抵抗とコネクタだけの基板を外しても、メイン基板が動作しなくなるなんて考えませんよねぇ(そんな事ない?)


 でもまだ画面は真っ暗のままデス...

 (3)に続きます。

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2020年04月30日

X68000修理(1)

  (P6とは関係ないですが)10年以上使用していなかった、X68000の掃除と修理をしました。

  いろいろと修理する箇所があったので、それを書き残しておきます。
  X68000の修理では、電源ユニットの修理記事がほとんどで、それ以外の記事があまりなかったので、ハマった所などを書いておきます。

  所有しているのは、X68000のACE-HDです。私自身はほとんど使っていない X68素人です(HDDがまっさらだった...)。


1)分解と掃除
 本体の分解方法(フタの開け方)は、調べると出てきます。
 全部分解して、洗える部品は洗って、それ以外は適当に綺麗にします。

 ネジが数種類あるので、写真を撮るなり、メモをするなりした方が無難です。
 対プラスティック用と、対金属用のネジがあり、対金属用は長さが3種類ありました。
 間違えても組み上がっちゃうので、間違えた事に気付かないかも。


2)電源ユニット
 うちのは、見た目はあまり問題がなさそうでしたが、電解コンデンサからやはり液漏れをしていたようです。
 半田ごてを当てた時に、特有の変な臭いがしました。銅箔面も、多少腐食していました。

 電源を入れたのがずいぶん前なので、ツェナーダイオードやトランスが焼け焦げているわけでもありませんでした。

 一番大きい電解コンデンサ(これだけ種類が違う)以外を新品にします。通販(秋月電子)に注文しました。
 温度は105℃のものを、耐圧は元のコンデンサと同じかそれより大きいものを選びました。

 5600uF x2 → 8200uF x2
 120uF → 220uF
 680uF → 1000uF

 で注文しました。種類が違う、470uF 180V のコンデンサは、見た目に大丈夫そうなのでそのまま使う事に。

 ついでにフォトカプラ(TLP785)も頼みました。ツェナーダイオードはなかったので頼めませんでした。


 注文したものを待つ間、電源ユニットはATX用の電源を使用する事にしました。

 以前に、P6用の代替電源として購入したもので、電源のON/OFFスイッチも付けています。

 ATX電源の使い方はこのページを参考にしました。
http://tdy5.mydns.jp/sata68/x68pw.shtml

 電源スイッチを付けていたので、X68000から来る電源制御用の回路は使っていません。


3)メイン基板、サブ基板
 基板名がわからないので、CPUが載っている一番大きい基板をメイン基板、本体下部にある基板をサブ基板としておきます。

 メイン基板は特に汚れていることも、電解コンデンサが液漏れを起こしているわけでもありませんでした。
 タンタルコンデンサが多数あったので、一応確認しましたがショート故障を起こしているわけでもありませんでした。

 サブ基板は、バッテリーバックアップ用の充電電池があり、これが液漏れ(ガス漏れ?)で広範囲でパターンが腐食していました。

200430_01_サブ基板1.jpg
 (写真は既に断線部分を修理した後です)


 とりあえず充電電池のみを外し、元通りに組み上げて動かしてみたのですが、画面が全く映りませんでした...

 結局、基板のパターンを目で追って、テスターで調べて、断線部分を特定して、修理する、というのを数か所行うハメになりました。



 全部直したはずなのに、画面が映らない...

 (2)に続きます。

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2020年01月13日

mk2修理

  mk2の修理の話

  2台持っているmk2の内の1台が、動作しなくなりました。
  メニュー画面が出ずに、真っ白な状態になります。


  最初は電源を疑っていたんですが、特に問題はありませんでした。

  もしかしてDRAMの故障か?と思い、CPUの制御線をロジアナで観測してみました。
  するとこんな感じでした↓

200113_01_NG_mk2_1.png


  リセット後、途中まで正常に動作しているようなんですが、途中から変な止まり方をしています。
  特に、nRD と nMREQ が "L" で固まっているのが異常です。
  nRD とnMREQ の接続先が問題かとも思ったんですが、ちょっと考えにくいです。


  止まった部分を拡大すると↓

200113_01_NG_mk2_2.png


  4MHz クロックが何だか変です。ロジアナのサンプリングが 10MHz なので、若干おかしくなるんですが、それ以上に変な挙動をしています。

  クロック発生源を調べてみました。回路は下図の通りです。

200113_01_mk2_16M系クロック生成.png

  16MHz、16MHzの反転、8MHz、4MHz、2MHz を観測したのが↓です。

200113_01_NG_mk2_3.png


  正常に動作しているような、おかしいような...

  2MHz の4クロック分の時間を測ると(A と B の間)、1.020us となっています。
  正常の場合は、2us のはずなので、倍速で動いています。

  ちなみに正常に動作している mk2 では、↓でした。

200113_01_OK_mk2_1.png


  どうも水晶発振子が 16MHz ではなくて、32MHz で発振している(オーバートーン)のが元凶のようです。

  この辺りの話は、
http://www.nahitech.com/nahitafu/mame/mame1/xtal.html
  に詳しく書かれています。


  発振に 74LS04 を使っているのがそもそ間違いっぽいんですが、IC を取り換えるのではなくて、水晶発振子を長型ではなく、短型に変更してみました。


  手持ちの関係で、15.9744MHz ではなく 16.000MHz を使いましたが、問題なく動作するようになりました。


  ちなみに、15.9744MHz という中途半端な数字なのは、RS-232C で使用しているためで、RS-232Cを使用しなければ問題になりません。誤差と考えた場合 1600ppm ぐらいなので、この程度だったら RS-232C で通信するのに問題はないかと思います。


  過去に電源電圧が低くなって動作しない個体も、もしかしたら水晶発振子の問題だったのかもしれません。

posted by えすび at 14:07| Comment(0) | P6実機:製作・修理・改造など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月24日

バックアップ電池の話

  P6月間特別企画(その24)

  レトロパソコンでもかなり悪さをするバックアップ用電池の話です。

  先日、うちの98の中を開けてみたんですが、結構ひどい状態でした。

180624_01_98電池跡.jpg

  下部の白い四角枠に、バックアップ用電池が実装されていました。
  とりあえずニッパーでリード線を切って、電池を除去した時の写真です。

  電池の真下が緑色に変色しているんですが、それ以外にちょっと離れた上の大きなコネクタにまで影響を及ぼしています。
  コネクタが自然に錆びているのではなく、電池の液漏れの影響を受けています(もうちょっと上の方は全く問題ないので)。

  電解コンデンサと違って、液漏れというよりガス漏れっぽいです。


  電池の除去だけでもよかったのですが、ついでなのでスーパーキャパシタに置き換えてみました。

180624_01_スーパーキャパシタ.jpg

  これが置き換えたスーパーキャパシタです。5.5V耐圧の1Fです。
  そのまま置き換えると充電時間が掛かりそうなので、抵抗値を一箇所変更しています。


  さて、本題(?)

  P6シリーズで唯一、PC-6601SRにバックアップ電池が搭載されています。
  ほとんど役に立っていない(^^;)...

  除去だけでもいいと思うのですが、せっかくなのでスーパーキャパシタに置き換えてみました。

  バックアップ電池は、フロントカバーの裏にあります。↓この裏の基板です。

180624_01_66SR電池1.jpg


  基板だけを外したところです。左上の黒いもの(BAT501)が、バックアップ電池です。

180624_01_66SR電池2.jpg


  上の基板の回路図が↓です。

180624_01_buttery.PNG


  回路図の先を描いていませんが、VCCと描いている接続先は、uPD1990(カレンダIC)、uPD80C49HC(サブCPU)などに電源を供給しています。
  詳しくは、↓を参考に。

http://sbeach.seesaa.net/article/387861598.html



  今回変更したのは以下の2箇所
 ・BAT501   → スーパーキャパシタ(5.5V1F)
 ・R501 1.5KΩ → 51Ω

  R501は、充電電池に充電する際に、電流を制限している抵抗です。
  スーパーキャパシタはコンデンサなので、制限抵抗は要らないと思うんですが、コンデンサが空っぽの時に電流がすごく流れそうなので、念の為抵抗を付けています(5Vで51Ωなので、最大で100mA程度)。
  本当は47Ωを付けたかったのですが、手持ちの都合で51Ωです。


  スーパーキャパシタを取り付けた写真です。足の位置が違ったので、リード線などで調整しています。

180624_01_66SR電池3.jpg


  動作チェックなのですが、66SRのBASICのDATA$、TIME$は、なぜかディスクから起動しないと使用できません。
  さらに曜日の設定もできません...と思います(マニュアルがないので...)。


  BASICから日時、曜日を設定するのは面倒なので、TV予約を使うとラクです。

  PC-6601SR WORLDの画面で、F2(TVヨヤク)を押すと、TV予約画面になります。

  TV予約で、現在の日時、曜日や、TV予約が設定できます。


  電源を消して、出来ればコンセントも外して、半日ほど後に確認をして内容が正常なら問題ないかと思います。

  よくわからないのですが、カレンダICの方は1日ほどで止まりますが、サブCPU(TV予約内容)はかなり持ちます(1週間以上)。



posted by えすび at 21:00| Comment(0) | P6実機:製作・修理・改造など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月02日

カートリッジ箱

  P6月間なので...(その2)

  P6で、カートリッジ端子に使うものがあります。

  正式発売されているもの(PC-6006やROMカートリッジなど)や、新ベルーガカートリッジ(戦士のカートリッジmk2)などは、そのまま挿して使って特に問題ないですが、同人ハードであるSD6031WIFや戦士のカートリッジなどは、プラスティックのケースに入っておらず、基板だけをそのまま挿して使う事になっていると思います。


  その際、

 ・コネクタに挿すのが難しい
 ・接触不良で動作しない事がある(基板が重さで下に下がってしまうため)

  という問題があります。


  ベルーガカートリッジのように、自分でアクリルを細工したりするのはかなりハードルが高いですし、ちょうどいい長さのビスを探したりするのが案外面倒だったりします。


  そこで...このアイテム、カートリッジ箱〜♪
  ↓

180602_01_カートリッジ箱表.jpg

180602_01_カートリッジ箱裏.jpg


  見た目ショボイですが、ちゃんと機能しますヨ。
  ↓

180602_01_カートリッジ箱使用例1.jpg

180602_01_カートリッジ箱使用例2.jpg

180602_01_カートリッジ箱使用例3.jpg


  ↑こんな感じで使います。


  基板により横幅が違うので、合うものを使用して下さい。

  SD6031WIFやそのクローン(ばくてんさん作)は、幅が80mmです。
  PC-6006(ROMRAMカートリッジ)の中の基板や新ベルーガカートリッジ(小さい基板)などは、幅が73mmです。


カートリッジ箱73mm_A4.pdf

カートリッジ箱73mm_B5.pdf

カートリッジ箱80mm_A5.pdf

カートリッジ箱80mm_B5.pdf


  印刷の際、100%になるように注意して下さい。
  0.5mm程度の厚さの厚紙を使用します。

  破線を山折、一点鎖線を谷折します。それぞれの折り目は、出来るだけ90度になるように折ります。

  中央部分の2本の点線に、折った部分が来るはずですので、その部分でくっつけます。

  くっつける際、糊付けでもいいのですが、ホッチキスが一番手軽です。
  ホッチキスを使う場合は、外側から留めるようにします(外に針先が出ると、使用時に外れてくる可能性あり)。


・使用法
 1)P6の電源を切ります。
 2)カートリッジ箱をカートリッジ部分に置くまで挿し込みます。
 3)溝部分に基板を入れて、そのまま本体に基板を挿します。寸法が間違ってなければ、普通に挿さるはずです。

  小さい基板を挿す場合は、必ず抜くための紐などを付けておきましょう。
  また、カートリッジ箱の抜き差しでは、P6の電源は切れないので注意して下さい。


posted by えすび at 13:31| Comment(2) | P6実機:製作・修理・改造など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月02日

怪しいCyCloneボード再び

  RGBコンバータに使っている、怪しいCycloneボードですが、かなり安く出回っているようです。

https://www.amazon.co.jp/dp/B0719H7RMB/ref=pe_2107282_266464282_TE_dp_1

  アマゾンで送料込みで、2,199円です。つい、買ってしまいました(^^;)


  前回とバージョンは違い、1版の方でした。

  RGBコンバータとして使用するなら、R1、R2、R9、R10の0Ω抵抗を除去する必要があります。その他の用途に使う場合でも、邪魔なだけなので除去して問題ありません。


  ボード自体は普通に動作するのですが、なぜか電源ON時に点灯するLEDが暗いです。理由は分かりませんが、直列に入っている制限抵抗のR14の値が大きすぎるのが原因です。

  他のLEDと同じ明るさにするのなら、制限抵抗の値も同じにした方がいいでしょう。他のLEDの制限抵抗は、R15、R16、R18で1KΩなので、それと同じにするのがいいと思います。

posted by えすび at 09:40| Comment(0) | P6実機:製作・修理・改造など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月08日

P6ジョイスティック端子用コネクタを作る

  P6のジョイスティック端子は D-SUBの9ピンですが、現在入手できるD-SUBのコネクタではカバーが邪魔になったりして利用することができません。また、使えるコネクタを入手するために、メガドライブやMSXのパッドをつぶすもの勿体無いですし、入手性にも問題があります。

  そこで、入手できるD-SUBコネクタを使って、P6で使用できるような工作方法を紹介します。


  現在入手できる、9ピンのD-SUBコネクタです。

170608_01_P6ジョイスティック端子_01.JPG


  外の金属のカバーを外します。下の写真のようにラジオペンチなどで、片側を折り曲げます。

170608_01_P6ジョイスティック端子_02.JPG


  折り曲げを繰り返していると、そのうちに切れます。

170608_01_P6ジョイスティック端子_03.JPG


  片方が切れると、そこから金属のカバーが外せます。全部バラバラに出来ます。

170608_01_P6ジョイスティック端子_04.JPG


  中の部分を元通りに組み立てます。この際、プラスティックが上と下の部分に分かれているので、その部分を両面テープか接着剤で張り合わせます。中に入れるピンの向きに注意して下さい。
  下の水色の部分は、両面テープを張っている部分です(両面テープの剥離紙)。

170608_01_P6ジョイスティック端子_05.JPG


  片面のユニバーサル基板を用意します。両面のユニバーサル基板は使えません。サイズは写真の通りです。もう少し横に長くても構いません。

170608_01_P6ジョイスティック端子_06.JPG


  D-SUBコネクタの5ピンの方に、リード線(抵抗の切れ端など)を半田付けします。

170608_01_P6ジョイスティック端子_07.JPG


  ユニバーサル基板をD-SUBコネクタに差し込みます。出来るだけ奥に差し込みます。

170608_01_P6ジョイスティック端子_08.JPG


  5ピンのリード線を、基板に半田付けします。強度に影響するので、きっちりと付けておきます。

170608_01_P6ジョイスティック端子_09.JPG


  4ピン側の方を加工します。まず、コネクタのピンの奥までリード線を差し込み、3つめの穴の部分で折り曲げます。

170608_01_P6ジョイスティック端子_10.JPG


  そのリード線をコネクタのピンに差し込んだまま、基板の穴に入れます。4ピン分差し込んだら下のようになります。

170608_01_P6ジョイスティック端子_11.JPG


  差し込んだ4ピン分を基板に半田付けします。コネクタ自体はこれで完成です。

170608_01_P6ジョイスティック端子_12.JPG


  必要な配線を済ませた後に、根元を細い線で縛っておきます。

170608_01_P6ジョイスティック端子_13.JPG


  このままだと半田がむき出しなので、出来れば全体を熱収縮チューブで包むのがベストだと思います。


posted by えすび at 21:25| Comment(2) | P6実機:製作・修理・改造など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月07日

66SRキーボード修理

  ちょっと前ですが、某氏の66SRのキーボードを修理しました。

  66SRのキーボードは本体と分かれているために、繋いでいるケーブルを挿すコネクタ周りが故障しやすいです。
  大抵はそのコネクタ(本体とキーボードの両方)を半田付けし直すと直ります。

  今回もそれだろうと思っていましたが、違っていました。


  電池ホルダーへのリード線も断線していたので、そこを修理して電池駆動(赤外線通信)にしたのですが、LEDが光りません。
  ちなみに赤外線LEDは肉眼では光っているのが見えません。デジカメなどを通すと光っているのが分かります。


  ちゃんと調べないとダメそうなので、回路図と照らし合わせてダメな部分を確定させました。

pc6601SR_keyboard1.PNG

pc6601SR_keyboard2.PNG


  電池駆動にして、とりあえずサブCPU の uPD80C49HC(IC401:1ページ目左側)から調べました。

  VCC:5V(OK)
  VDD:0V(?)
  RESET:0V(?)


  このキーボードが電池駆動で動作していない時はパワーダウンモードになります。
  その時は VDD は0Vになりますが、通常動作時は 5V になります。

  回路図を見て、さらにちょっと測定した結果、パワーダウンモードから復帰するには、
 キーボードをどれでもいいから押せばいいことが分かりました。

  キーボードをどれか押すと、74HC30(IC402:1ページ目右上)の出力(nNODATA)が "L"→"H" となります。

  この信号(nNODATA)をクロックとしている D-FFの 40H74(IC404:2ページ目右上)が動き、VDDが "L" → "H" となる回路です。


  で、実際の動作ですが...なぜか 40H74 が動作していませんでした。
  ICの足を直接測定していたんですが、入力は全て正しい値を示しているのに、出力が全然動きませんでした。


  理由は分かりませんが 40H74 が壊れているようでした。

  結局、40H74 を手持ちの 74HC74 と交換すると全く問題なく動作しました。


  珍しく汎用のICが壊れた事例です。

posted by えすび at 17:40| Comment(0) | P6実機:製作・修理・改造など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年03月15日

実機の修理について(2)

  実際の体験談です。

  注意)あくまで成功例です。当然失敗する事もあります。


1)PC-6601SR

  66SRの回路図を起こしている際、キーボードを含む、全部の基板を外して確認していました。

  回路図が完成した後、元通りに組み立てるとちゃんと動作していたんですが、なぜかキーボードを認識しなくなりました。
  カールコードを別の物に変更してもダメ、電池駆動にして赤外線にしてもダメでした。

  ちゃんと認識する場合は、キーボードを押した時に、本体の『STAND BY』の LED が一瞬点灯するんですが、全く点灯しなくなっていました。


  赤外線を受信しているサブ基板が結構ボロかったのと、一度落としてサブ基板上の『TIMER』のプッシュスイッチを破壊してしまいました。

  プッシュスイッチは何とか直したんですが、復旧せず。
  仕方なくサブ基板の半田付けをすべて付け直しました。でも復旧せず。

  キーボードの方の基板の半田付けを付け直そうかと思って、キーボードを見てみると、『PC/テレビ』のボタンが押し込まれた状態に...


  元に戻してPC側にしたら、問題なく動作しました(^^;


2)SHARPの液晶TV

  ある日突然、画面が真っ暗のまま動作しなくなりました。
  画面をよーく見ると、画面は写っているようで、バックライトだけが光っていないようでした。

  分解してもよく分からなかったので、バックライトを制御している基板を見ると、最近の設計らしく、面実装の部品がほとんど。

  全部、半田付けをし直すと復旧!


  面実装が増えている最近の基板では、このテの故障が増えているんじゃないかと思います。




posted by えすび at 12:25| Comment(1) | P6実機:製作・修理・改造など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

実機の修理について

  P6系 は既に30年ほど経っているために、いろいろな箇所が故障する場合があります。また、オークションで入手した場合でも、動作していないケースが多いです。

  他のHPでも書かれていますが、修理するポイントをまとめてみました。


  注意)この通りにしても、動作しない場合もあります。ひどくなる場合もあります。当方は責任を持てません。
  注意)修理には、最低限の知識と半田付けの技術は必要です。


 1)タンタルコンデンサの劣化

  一番有名な事例で、P6系の場合はこれが多いです。

  タンタルコンデンサは故障した場合、両端がショートした状態になります(故障モードがショート)。このため、電源とGND間に入れられているパスコンに使われているタンタルコンデンサが故障すると、ショート状態となって電源が入らないという状態になります。

  テスターで両端を測ると、抵抗値が0〜数オームになっていますので、発見は割と容易です。

  修理は、同等のものとの交換になります。個人的には、電源ラインに入っているタンタルコンデンサは、同等の電解コンデンサに変えた方がいいと思います。


 2)電解コンデンサの劣化

  電解コンデンサも劣化して故障します。

  故障した場合、ショートにはならずに容量がなくなります(故障モードがオープン)。中の電解液が漏れる場合があり、この場合は周辺の基板や部品を腐食することがあります。

  問題のコンデンサを見つける事は割と困難です。液漏れをしている、膨れている、変色している、などの外見で判断します。

  ただ、電解コンデンサが容量抜けした場合でも、大抵のデジタル回路ではあまり問題になりません。電源回路やRFコンバータなどは、容量抜けで動作しない事があります。

  修理は、同等のものとの交換になります。


 3)半田付けが外れる

  基板に実装されている部品の半田付けの部分が外れる場合があります。いわゆる「イモ半田」状態になります。

  これは、基板と部品が熱サイクルによって伸び縮みする際に、膨張率が違うために基板が反った状態になり、半田付け部分に力が加わる事によります。
  また、拡張コネクタなどの外部から力が加えられる部分でも、同様の現象が起きます。

  特に表面実装の部品では、この力に弱いです。

  問題の箇所を特定する事は非常に困難です。

  修理としては、全部の箇所の半田付けをし直す事です。まず、面実装のLSI、拡張コネクタとその付近の部品、66SRのキーボードコネクタ、などから行うといいでしょう。


 4)機械部分が故障する

  タンタル、電解コンデンサ以外の電子部品は、あまり故障することはありません。電子的な故障ではなく、機械的な故障の方が、発生しやすいようです。

  発生箇所としては、基板とサブ基板をつなぐようなコネクタ、ICソケットとIC間、半固定抵抗、などの機械的接点がある箇所です。また、トリマコンデンサなどのように、接触してはいけないものが接触する場合もあります。

  修理としては、コネクタやICソケットなどを全て挿し直します。この際ちゃんと接触しているかどうかを意識しておきます。
  また、半固定抵抗やトリマコンデンサなどは、同等のものとの交換になります。


 5)動作するものと交換する

  電源回路は、素人では故障箇所が見つけにくいと思います。私も分かりません...

  幸い、現代パソコン用の電源でも代用できるため、それと交換してみるのもテです。


  特定のモジュールや部品は、他のP6から持ってくる事も可能です。

  キーボード:初代、mk2、66、mk2SRで共通に使用可能
  RFモジュレータ:mk2、66で、共通に使用可能
  電源回路:mk2、mk2SRで共通に使用可能。66のものをmk2、mk2SRで使用可能。

  CPU:全てで共通に使用可能
  サブCPU:初代、mk2、66、mk2SRで共通に使用可能(多分)。
  8255:全てで共通に使用可能
  PSG:初代、mk2、66で共通に使用可能。
  OPN:mk2SR、66SRで共通に使用可能。

  カスタムLSI:同じ型番のものは、共通で使用可能。


  注意)正常動作している機械からモジュール・部品を持ってきて、それを元に戻しても、正常動作していた機械が動作しなくなる可能性があります。
posted by えすび at 09:32| Comment(1) | P6実機:製作・修理・改造など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年11月21日

2台目のmk2

  最近、mk2 の調子が悪くなってきました。原因は分かっていて、電源ユニットに問題ありです。

  以前、5Vが全然出ていないのを修理したつもりなんですが、その辺りがまたおかしくなっているらしく、5Vがちゃんと出ていない時と、12Vがちゃんと出ていない時があるようです。

  仕方ないので、現代のパソコン用の電源を付けようかとも思って、購入までしたんですが、そのまま放置していました。


  で、最近オークションでmk2を手に入れたんですが...こっちはメイン基板が多少ダメらしい...

  電源を入れると普通に動くんだけど、何度か電源を入り切りすると、そのうち起動しなくなる。理由は不明。10分ほど放置しておくと、また起動するようになるけど...キャパシタが問題か?


  こっちは電源ユニットは正常な様子だったので、古い方のmk2の電源ユニットと入れ替えました。
  これでちゃんと動くmk2と、メインも電源ユニットもダメなmk2の出来上がりです。

  mk2は5機種の中で、(いろいろな理由で)一番使いやすい機械なので、とりあえずは一安心です。


  ちなみに、mk2、66、mk2SRは、電源ユニットのコネクタなどが同じなので、別機種のものを使う事も可能です。ただし、電源容量の関係から、mk2、mk2SR の電源ユニットを、66に持ってくるのはダメだと思います。

posted by えすび at 21:13| Comment(3) | P6実機:製作・修理・改造など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月03日

拡張RAMカートリッジ

  拡張RAMカートリッジを作成しました。


  以前は、PC-6001用の16Kバイトの物でしたが、今回は64Kバイト(PC-6006SR相当)です。

  ↓が回路図です。

rampack64k.PNG


  RAM は、128256Kbit SRAM(SRM2B256SLMX55)を使用しています。
  このSRAMは、秋月通商で入手可能です(5個で300円)。

  普通に実装するのなら、ピッチ変換基板も併せて購入するといいかと思います。


  今、調べてみたら、1Mbit のRAM が販売されていました...(1個200円、5個500円)
  こっちは、ピッチ変換基板がぴったりのがなくて、56pin のものを使う必要があります。

  ↓一応、1Mbit 版の回路図も引いてみました。合ってるとは思うんですが、未検証です。

rampack64k_2.PNG


  実際に 128256Kbit SRAM を2つ使って作ったものです。配線が面倒なのでピギーバック(親子カメ)にしています。
  1本、線が出てるのが、CS です。

拡張RAM実装


  カートリッジだけを作っても、ちゃんと動いているかどうか分からないので、確認用のソフトウエアを作りました。

memcheck.zip


  エラーが見つかるようでしたら、配線のチェックをして下さい。

posted by えすび at 16:14| Comment(2) | P6実機:製作・修理・改造など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月30日

増設ディスク(3)

 PC-6601 のドライブ増設についてです。

 先にも書きましたが、FM-77AV は 2D ドライブです(FM-77AV20以降が2DDドライブのようです)。

 今回、このドライブをPC-6601 の増設ドライブとしてみました。
 まず、ドライブにFM-77用の取り付け金具などが付いているので、それを外します。



FM-77AVドライブ前面

 ドライブ前面です。フロッピーの取り出しボタンが中央下部の大きなヤツです。



FM-77AVドライブ端子

 ドライブの端子側の写真です。
 右側の白いのが電源端子で、電源部のコネクタをつなぎます。
 左側がフラットケーブルをつなぐ所です。ドライブ0と1のどちらを先につないでも構いません(チェーン状になる)。
 左が1、2番、右が33、34番です。フラットケーブルの赤い方が1番です。
 よーく見るとドライブの基板に端子番号が書かれています。



FM-77AVドライブ裏面

 ドライブの裏面の写真です。右側中央のディップスイッチが、ドライブ番号の選択用です。

 0、1、2、3、とありますので、使用するドライブ番号(0ならドライブ1、1ならドライブ2)にします。
 2、3にしても、66の回路が対応していません(改造したら動きそうには見えるケド...)。



ドライブサイズ比較

 PC-6601内蔵のドライブと、FM-77AV のドライブを並べてみました。高さが1センチほど違います。
 このため、普通に取り付けることができません。

 今回、以下の改造を行いました。
 ・高くなった分だけ、ドライブを取り付けている金属板を1センチ浮かす必要があります。そのため、金属板を止めているネジを1センチ長いネジに変更しました。さらに上蓋との間に1センチ分のスペーサと7ミリのスペーサを入れました。
 ・上蓋が閉まらなかったので、引っ掛かっている部分を処理しました。具体的には、スピーカーが取り付けている金属板を少し傾け、プラスティックの出っ張りを削りました。
 ・金属板を支えている支え金具が、支えている高さが1センチ短くなったため、その金具を加工して対応しました。
 ・元のPC-6601内蔵ドライブが1センチ低くなるため、取り出しボタンが押せなくなります。その対応として、これも8ミリのスペーサーで浮かしました。

 以下、写真です。



ドライブを置いた所

 PC-6601内蔵ドライブ(右)とFM-77AVのドライブ(左)を置いた所です。
 この上に金属板をかぶせて取り付けます。
 PC-6601内蔵ドライブには、8ミリのスペーサが取り付けています(見づらいですが)。



金属板穴開け

 金属板に穴を開けています。
 これは、FM-77AVのドライブの取り付け穴の場所が違うためです。
 3箇所穴を開けています。右下はスリットの上になるため、穴が開けられませんでした。



金属板にドライブを取り付けた所

 金属板に取り付けた様子を正面から見た写真です。
 右のPC-6601内蔵ドライブが、8ミリのスペーサで浮いているのがわかると思います。
 逆に言うと、この分だけ金属板が下になるという事です。



金属板支え金具

 変形させた金属板支え金具です。
 穴も開けて、金属板に取り付けるようにしました。



金属板支え金具2

 金属板支え金具を金属板に取り付けた所です。
 後ろの柱と高さを合わせています。この部分が下部の基板の上に乗ります。



金属板をかぶせた所

 ドライブを金属板に取り付けた後に、上蓋に金属板を取り付けた写真です。
 金属板が取り付けている4箇所のネジの内、左の2つの下には1センチのスペーサが入っています。右の2つの下には、7ミリのスペーサが入っています。
 7ミリのスペーサが手に入らなかったので、0.8ミリのワッシャーを9枚重ねています。

 左右の高さが違うのは、上蓋が閉まらないための苦肉の策です...



P6下部で削った箇所

 上蓋が閉まらないため、下部の一部を処理しています。
 右上のスピーカを取り付けている金具を多少内側に曲げました(元々は垂直)。
 また、拡張カートリッジの上の部分にある、プラスティックの出っ張りを削りました。同様にその上の2箇所の出っ張りも削っています。

 写真下部の緑の紙は気にしないで下さい(現在、解析中(?)の音声合成のモニタ回路が置いています)。



使用ネジとスペーサー

 今回使用したネジとスペーサーです。

 (左上)元々金属板を止めていたネジです。
 (左下)ネジは、ネジ頭が薄いタイプがあったので、それを使いました。4×20です。

 スペーサは、3種類です。
 (右から2つ目)金属板を支えるためのもの1(スペーサ:高さ10ミリ×穴径4ミリ)
 (一番右)   金属板を支えるためのもの2(ワッシャー:穴径5ミリ×外径12ミリ×厚さ0.8ミリ×9枚)
 (左から2つ目)内蔵ドライブのゲタ上げのもの(ネジ付きスペーサ:高さ8ミリ×ネジ3ミリ)



取り付け後外観

 取り付けた後の写真です。
 左がFM-77AV のドライブです。
 写真では分かりませんが、取り出しボタンがケースの下まであります。使用には支障ないですが。



 動作画面は写していませんが、普通に正常に動作しました。これもFM-77AV のドライブの方が、動作音が静かです。

 これもBASIC や普通のプログラムでは 1D としてしか扱いませんが、2D として使う事も可能です。
 当然、直接μPD765A にアクセスする事になります。


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P6修理(5)

 PC-6601SR のドライブ増設のついでに元々のドライブの修理もしました。修理というか、改善?

 ディスクを入れた時、シャコシャコ...と結構大きな音が鳴っていたので、それを改善しました。
 以前、PC-6601 のドライブが調子が悪かったのと同じ原因です。



66SRドライブ

 まず、ドライブを取り出します。真ん中にあるのがヘッド部分です。
 1DD なのでヘッドは下側のみで、上からスポンジみたいなので押さえています。
 このスポンジとフロッピーが擦れて、シャコシャコ...と鳴っているんです。



66SRドライブヘッド1

 押さえているスポンジ部分を上げた所。ヘッドが見えます。
 ついでにヘッドもキレイに拭いておきます。



66SRドライブヘッド2

 改善前のスポンジ部分を横から見た所。
 材質は分かりませんが、その内にボロボロになります。
 (PC-6601 では、粉末状になっていました...)



66SRドライブヘッド3

 改善後のスポンジ部分です、分かりにくいですが...

 上のプラスチック部分から、

 プラスチック
 両面テープ
 スポンジ(台所で使ってるヤツ)
 両面テープ
 不織布(CDの袋から切り出した)

 という感じで作っています。スポンジがもうちょっと厚くてもよかったかも。


 シャコシャコ音は、だいぶ改善されたような気がします。
 不織布は、フロッピー内部でも使用されていますので、傷が付きにくいかと思います。


posted by えすび at 14:40| Comment(0) | P6実機:製作・修理・改造など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

増設ディスク(2)

 PC-6601SR のドライブ増設についてです。

 PC-6001 WORLD でも書かれていますが、FM-77AV20以降のものが2DD なので、PC-6601SR のドライブとして使えます。
 http://www.pc-6001.net/p6/hard/66srfpd.html

 FM-77AV20 のドライブを入手しましたので、増設してみました。

 まず、ドライブにFM-77用の取り付け金具などが付いているので、それを外します。



FM-77AV20ドライブ側面

 外した後の側面の写真です。ディップスイッチは、ドライブ番号の選択用です。

 0、1、2、3、とありますので、使用するドライブ番号(0ならドライブ1、1ならドライブ2)にします。
 2、3にしても、66の回路が対応していません(改造したら動きそうには見えるケド...)。



FM-77AV20ドライブ端子

 外した後の端子側の写真です。
 右側の白いのが電源端子で、電源部のコネクタをつなぎます。
 左側がフラットケーブルをつなぐ所です。ドライブ0と1のどちらを先につないでも構いません(チェーン状になる)。
 左右を間違えないようにして下さい。よーく見るとドライブの基板に端子番号が書かれています。



FM-77AV20ドライブ上部

 外した後の上部の写真です。
 入手したドライブの内部を掃除してみました。中を開けるには、上部の切り欠け2箇所の中のネジを外すと、前面のカバーが取れます。



FM-77AV20ドライブ内部

 前面と上部のカバーを外した所です。
 ドライブの中は結構ほこりだらけなので、掃除します。
 中央部にあるのがヘッドです。2DD なので、ヘッドが上と下の2つあります。


FM-77AV20ドライブ内部2

 ヘッドを持ち上げた所です。
 こうやるとヘッドが掃除しやすい...と思ったら、バネが劣化していたのか戻らなくなりました(−−;;
 よい子はマネしないように。

 (ここから元に戻るようになるのが大変でした...押さえているバネの強さを無理やり強くするようにしたので...)


 動作画面は写していませんが、普通に正常に動作しました。FM-77AV20 のドライブの方が、動作音が静かです。

 BASIC や普通のプログラムでは 1DD としてしか扱いませんが、2DD として使う事も可能です。
 当然、直接μPD765A にアクセスする事になります。



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2012年07月24日

P6修理(4)

  PC-6001mk2 が動かなくなりました。
  以前から電源を入れても、数分は立ち上がらなかったんですが、今日は全然ダメでした。

  電源を入り切りしても白い画面は表示されるんですが、CPU とかサブCPUとかが全然ダメでメニュー画面まで到達しません。

  何気なく電源電圧を測ってみると、5V → 4.5V、12V → 11V となぜか低くなっていました。

  とりあえず PC-6601 の電源を使ってみると、メニューまで立ち上がったので、電源ユニットがおかしいようです。


  電源ユニットを開けてみました。

P6mk2電源


  コンデンサとかを確認するものの、特に変わりなし。外した状態で電圧を測定しましたが、やはり電圧は低いままでした。

  ちなみに、コネクタは写真のようです。

電源コネクタ

  
  端子は、左から -12V、CONT、+12V、GND、+5V で、GND とCONT をショートした時に、電圧が出力されます。
 (写真は、0Ω抵抗でショートしています)


  ユニットの中を見ると、右奥に何かの調整用の半固定抵抗が。

電圧調整用VR


  回して見ると出力電圧が変化します。電圧調整用の半固定抵抗でした(3KΩ)。


  でも、回してみても 5V にはなりません(3V くらいにはなる)。

  もしやと思って、電源を落として、回した時の抵抗値を調べて見ると、1.5KΩ〜3KΩ と明らかにおかしい。

  他の回路の影響の可能性もあるので、外してみて抵抗値を測ってみても、1.5KΩ〜3KΩ と壊れていました。

取り外したVR


  半固定抵抗は、機械部分(接触部分)がありますので、その部分が経年変化でダメになったようです。


  手持ちに同じような部品がなかったので、10KΩのを無理やり付けてみました。

VR交換後


  ちゃんと5V が出るようになり、当然PC-6001mk2 も立ち上がりました(^^)



 ・注意1:修理する場合は自己責任で行って下さい。
 ・注意2:感電にはくれぐれも注意して下さい。電源を切ってもコンデンサに電気が残っている時があります。



posted by えすび at 23:10| Comment(3) | P6実機:製作・修理・改造など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月15日

増設ディスク(1)

 うちのPC-6601とPC-6601SRは、両方とも1ドライブ仕様です。

 FDDを増設したいけど、手に入らないなーと思っていたんですが、「PC-6001 WORLD」を見て、FM-77AV のドライブが使える事に気付きました。


 で、いろいろと調べた結果、

 ・FM-77AV は、3.5インチの2Dドライブ
 ・FM-77AV20以降は、3.5インチの2DDドライブ(←「PC-6001 WORLD」に書いてあるヤツ)

 のようです。


 さっそく、FM-77AV のドライブと、FM-77AV20 のドライブを購入しました(当然中古)。


 細かい事は後に書くとして...


 PC-6601SR + FM-77AV20 のドライブ :問題なく動作
 PC-6601  + FM-77AV  のドライブ :動作するけど、FDドライブの厚さが厚すぎる!


 フタを閉めない状態だと使えるんですが...


 板金工作が必要になりました。うーん...

posted by えすび at 22:08| Comment(0) | P6実機:製作・修理・改造など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月30日

P6修理(3)

  やっとキーボードの修理が出来ました。


  PC-6001mkII/PC-6601 のキーボードはどうも劣化しやすいようで、大抵のものがダメになっています。
 (押しても反応がない)

  原因は、キーを押した時に接触する黒い部分(導電ゴム)が、経年変化で抵抗値が大きくなっていることのようです。
  通常は高くても数百Ωなんですが、ダメなものは 10KΩとかになってます。

  これを他のものに変えちゃえば、元通りに使えるようになります。


  最初、代替としてアルミ箔を使ったんですが、アルミ箔だと電気が通り過ぎるのか、微妙なソリが問題なのか、
 チャタリングが発生して使い物になりませんでした(無理やりキャパシタで鈍らせてもダメ)。


  結局、中古のキーボードから導電性のシートを切って、それを代わりにすることでうまく行きました。


  通常のキーボードでは、プラスティックのシートが3枚あります。
  真ん中のは絶縁のもので、上下の2枚が、スイッチの代わりになっている導電性のシートです。

  で、今回使ったのは、キーを押した時に2枚が接触する部分です。

導電シート


  上の緑のシートがキーボードの導電シートの一部、下が必要な黒いところだけを切ったものです。
  この写真では既に切っちゃっていますが、裏に両面テープを貼ってから切った方が、後の作業がラクになります。


  この導電シートを、キーボードのゴムに両面テープで貼り付けて、元に戻せば完成です。

キーボードのゴム

  右が貼る前、左が貼った後です。



  実際に試す人は、いろんな問題が起こる可能性がある事に注意して下さい。最悪、元通りにはなりません。
  当然、各人の責任において行って下さい。


  手順としては、

 1)キーボードを本体から外し、キーボード裏のネジを外して、基板を取り出す。
 2)基板についているスイッチの水色のゴム(STOPとかなキーは黒色)を注意深く外す。
 3)裏に導電シートを両面テープで貼り付ける。
 4)水色のゴムを元通りにはめる。
 5)基板、キーボードを本体に戻す。


  になります。

  ただ、4)が非常に難しいです。

  私はメガネ用のマイナスドライバで押し込みましたが、ゴムに多少のダメージを与えちゃっています。
 (切れたりしているものもあり)






posted by えすび at 23:50| Comment(1) | P6実機:製作・修理・改造など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月26日

PC6001用拡張RAM

 実機との比較をするに当たって、P6初代機を動かしています。

 本体は譲って頂いたものを使っているんですが、拡張RAM がなかったことを忘れていました(^^;


 32K で動くものの確認をしたかったので、とりあえず手持ちの部品で作ってみました。

 DRAM は持っていなかったので、SRAMで代用しています。こっちの方が回路が簡単です。


拡張RAM回路図


 アドレスとデータ線は、見づらくなるので結線していませんが、対応のピンにつないで下さい。

 HM62256 は、16Kバイト以上で、8bit以上のSRAMなら何でも代用ができます。
 ただし空きピンの処理が必要になります。

 74LS32 は、74LS00、74LS02 などで相当の回路を組んでもいいでしょう。


 実際のモノがこちら。


拡張RAM表


拡張RAM裏


 基板は、昔に買っていたPC-6001 の拡張コネクタ用の基板です。
 こんなのもちゃんと売っていたんですよね。


 とりあえず問題なく動きました。


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2011年12月15日

P6修理(3)

  修理の話の続き。

  回路を確認するために、P6 の中を開けました。

  確認が終わって、何気なくタンタルコンデンサを調べると...ショートしてる。

  ショートしていないタンタルコンデンサも一緒に電解コンデンサに交換しました。
  電源のコネクタ周りに4つ、基板の四隅に1つずつです。

  取り替えてみると...動きました!
  ただ、画面表示がかなり汚いです。これはRFモジュールが問題かなぁ?

  後、気になったのが、電源のON/OFFや、リセットを押した時に、リレーがOFF→ON→OFF になりません。
  mk2 以降は、電源のON/OFFやリセットを押した時に、リレーがOFF→ON→OFF となるので、P6 もそうかと思っていました。

  P6 はリレーがOFF→ON→OFF と動作するのが正解なんでしょうか?



  あ、CMTのアナログ電源のタンタルを交換するのを忘れた。


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2011年12月03日

P6修理(2)

  修理の話の続き。

  66 は、結局タンタルコンデンサだけが悪かったようです。
  問題のコンデンサを足から切って、とりあえずmk2の電源を繋ぐと普通に起動しました。


  回路を追ってみても、このコンデンサはパスコンの働きしかしていないようです。
  別段、タンタルにする必要性もなさそうなので、22uFの電解コンデンサに変えました。

  ついでに、近くにあったパスコンのタンタルコンデンサも電解コンデンサにしました。
  基板の電源コネクタの近くにある22uF16Vのタンタルコンデンサ4つです。

  タンタルコンデンサは、故障した時にショート状態になるので、いろんな意味で危険です。
  最近のシステムでは、ほとんど使われていないと思います。特に電源間に入れるパスコンには使用していないかと思います。

  理由は簡単で、故障した時にショートするので、最悪は火災などの事故になるからです。


  66 は起動したんですが、FDを読ませようとするとすごい音が...

  FDドライブを開けてみると、ヘッドの周りに何やら変な粉のようなものが...
  この粉の正体は、ヘッドを押さえているクッションが風化したものでした。


  プラスティックで直接ヘッド(というかフロッピー)を押さえると傷つくので、スポンジを切って貼り付けました。


  とりあえず、持っていたコロニーオデッセイとか起動したので、問題なさそうです。


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2011年12月02日

P6修理

  とある方から、PC-6001、PC-6001mk2、PC6601 を譲って頂きました。

  ただ、3台とも問題があるものです。

  mk2 は、キーボードの調子が悪いんですが、とりあえず起動します
  P6、66 は、とりあえず起動しません。


  mk2のキーボードは簡単に直ると思ってたんですが、ちょっとやっかいなようです。
  66とmk2 のキーボードは全く同じものだったので(基板番号が同じ)、入れ替えてみましたがダメでした。

  原因も分かっているんですが、対策をどうしようか悩んでるところです。とりあえず保留。


  P6 は、電源を入れると、一応リレーが OFF → ON → OFF しました。
  リレーは、電源投入時に意図的に音が鳴るようにしているようです。

  Z80 が動作しないと、リレーがOFF にならないので、何か別の場所で止まっているようです。
  これも保留。


  66 は、電源を入れると、電源部からみょーな音がします。電源部が壊れているようです。
  で、電源をmk2 のものと交換してみましたが、起動せずでした。

  何気なくパスコンになっているタンタルコンデンサの抵抗値を調べると、0Ωになっていました。
  これがとりあえずの原因のようです。

  交換すれば直りそうですが、考えるところがあって、これも保留中です(^^;


  いろいろ保留中なのは、mk2 のFPGA化の作業(というか解析)をしているところなのでした。


posted by えすび at 17:56| Comment(0) | P6実機:製作・修理・改造など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする